
ヨーロッパでロマンティックなハネムーン。フランスなど周辺の国と周遊するプランも魅力的ですが、今回はイタリアだけに絞ってじっくり観光するプランをご紹介します。
株式会社シングルサポートが提案する、ヴェネツィア・フィレンツェ・ローマ周遊ハネムーン。特にローマは2025年、カトリック教徒にとって特別な「聖年(ジュビレオ)」の年を迎えていますし、ヴァチカン市国では新たなローマ教皇を決めるコンクラーベが行われたりと、話題が集まっています。
滞在する各都市では、駅近くや中心街の4つ星クラスホテルに宿泊します。
ご紹介するのはあくまでもモデルプランです。もっと多くの都市を周遊したい、逆に行き先を絞ってゆったり過ごしたいなどご要望があれば、ぜひご相談ください。
イタリア人気3都市8日間周遊プラン(モデルコース)
1日目 | 機中泊 | 希望空港出発、空路(経由便)にてヴェネツィアへ |
2日目 | ヴェネツィア泊 | ヴェネツィ・テッセラ空港到着 ホテルチェックイン後、ヴェネツィア観光 |
3日目 | ヴェネツィア泊 | ヴェネツィア観光 |
4日目 | フィレンツェ泊 | チェックアウト ベネチアからイタリア鉄道(特急)にてフィレンツェへ (所要約2時間) ホテルチェックイン後、フィレンツェ観光 |
5日目 | フィレンツェ観光 フィレンツェからイタリア鉄道(特急)にてローマへ | |
ローマ泊 | ローマ・テルミニ駅到着 ホテルチェックイン後、ローマ観光 | |
6日目 | ローマ泊 | ローマ観光をお楽しみください |
7日目 | 機中泊 | ホテルチェックアウト 空路(経由便)にて帰国の途へ |
8日目 | 日本着・終了 |
アドリア海のラグーンに浮かぶヴェネツィアのみどころは?

ヴェネツィアといえば、150本以上も張り巡らされた運河。古代末期から中世初期、北イタリアの人々が西ローマ帝国崩壊後の侵略や戦乱から逃れるため、アドリア海に面した干潟の島々へ移り住んだのがヴェネツィアの始まりです。
また、歴史ある街並みも魅力で、ヴェネチア本島は主要な建造物と共に世界遺産に登録されています。
そんな世界遺産の街を運河から眺めるゴンドラ遊覧は、ヴェネチア観光に欠かせません。また、圧倒的な存在感を放つ「サンマルコ大聖堂」や「ドゥカーレ宮殿」、それらに囲まれナポレオンが世界一美しい広場と称賛した「サンマルコ広場」も王道観光スポットです。

水の都・ヴェネツィアの新鮮なシーフードや、レバーと玉ねぎの炒めもの、エンドウ豆のリゾットなどローカルグルメも楽しみの一つです。
昼間と夕暮れ時で異なる魅力を味わえる「ゴンドラクルーズ」

網の目のように張り巡らされたヴェネツィアの運河をゴンドラで巡る、ゴンドラ遊覧。カナル・グランデと呼ばれる大運河をメインに遊覧したり、細い路地のような運河へ入って行ったりと、いくつかのルートがあります。
水の上をゆったりと進むゴンドラに乗って美しい街並みを眺める、ロマンチックな時間。ボーダーのTシャツを身に付けた船頭・ゴンドリエーレが、ヴェネチア歌謡のカンツォーネを歌ってくれるプランもあります。
明るい時間帯なら歴史ある街並みをじっくりと堪能できますし、店々に明かりが灯る夕暮れ時にはよりロマンティックな雰囲気を味わえます。「ドゥカーレ宮殿」と対岸とを結ぶ「ため息橋」の下で日没時にカップルがキスをすると、永遠の愛が約束されるという言い伝えもありますよ。
3大王道スポット「サンマルコ広場」「サン・マルコ寺院」「ドゥカーレ宮殿」

「サン・マルコ広場」は、ヴェネツィアの海からの玄関口です。ナポレオンに世界一美しい広場と称えられた理由の一つが、「サンマルコ寺院」や「ドゥカーレ宮殿」など歴史ある建造物に囲まれていることです。
ヴェネツィアの守護聖人である聖マルコの聖遺物が祀られている「サン・マルコ寺院」は、11世紀に建てられたビザンティン建築。かつては要塞だったという過去も持つ「ドゥカーレ宮殿」は、火災などによる度重なる改築の末15世紀にたてられた荘厳なゴシック建築です。
建物内に展示されている絵画や豪華な装飾もお見逃しなく。
ヴェネツィアンガラスの「ムラーノ島」とカラフルな町並みの「ブラーノ島」

ヴェネチア本島とともに世界遺産に登録されている島は「ムラーノ島」「ブラーノ島」「サン・ミケーレ島」の3島。中でも「ムラーノ島」と「ブラーノ島」はハネムーンで立ち寄るのにおすすめです。
「ムラーノ島」は、ヴェネツィア伝統のヴェネツィアングラスの産地として有名な島です。ヴェネツィアングラスは透明度の高さとカラフルな色遣いが特徴で、島内でつくられたガラスのシャンデリアが下げられた教会やガラス博物館、ガラス製品のお店など美しいガラス製品をいたるところで見ることができます。

「ブラーノ島」は、レース編みとカラフルな町並みが有名です。どちらも元々は漁業に由来しており、レース編みは漁網を編む作業が発展したもの、カラフルな町並みは海から戻ってくる漁師が、濃霧の中でも自分の家を見つけやすいようにと塗られたのが始まりです。
都市間の移動は、車窓からの景色を楽しめるイタリア特急で

ヴェネチア~フィレンツェ、フィレンツェ~ローマ間の移動は、イタリア特急を利用します。日本で言う新幹線で、「フレッチャロッサ」と「イタロ」という2種類があります。
どちらも赤色の車体がトレードマークですが、〈赤い矢〉を意味する「フレッチャロッサ」は真っ赤な車体に銀色のライン、「イタロ」はワインレッドの車体にゴールドのロゴです。
どちらも速さは時速300km。イタリアの移り行く街並みを車窓から眺める鉄道旅をお楽しみください。
ルネサンスの中心地、トスカーナ州の首都・フィレンツェ

イタリア語で「花」を意味する「Flora」が名前の由来となっている、花の都・フィレンツェ。イタリアにおけるルネサンス文化の中心地です。
レンガ色と白壁で統一された家々や、歴史ある建造物の遺る街並みは〈屋根のない美術館〉とも呼ばるれています。「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」「サンタ・クローチェ教会」「サン・マルコ修道院」「ウフィツィ美術館」「ベッキオ宮殿」などが建ち並ぶフィレンツェの中心部は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

フィレンツェのあるトスカーナ地方は食材の宝庫。サラダにはドレッシングではなくオリーブオイルと塩、というように新鮮な食材をシンプルに調理する食文化で、牛の第2胃袋・トリッパや牛肉のステーキなども新鮮で臭みがなく、シンプルな味付けでもおいしくいただけます。
フィレンツェのドゥオーモ「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」

イタリアにはたくさんの教会がありますが、その中でも各都市を代表する教会のことを大聖堂=ドゥオーモと呼びます。中でも、ミラノのドゥオーモとフィレンツェのドゥオーモはイタリアの2大ドゥオーモと言っていいでしょう。
2つのドゥオーモは対照的な外観をしていて、145本もの尖塔が空へと延びるミラノのドゥオーモに対して、フィレンツェのドォーモ「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」は巨大なドーム型の屋根が存在感を放っています。
このドーム型の天井は内側から登ることができ、一番上の「クーポラ」まで登ると眼下にフィレンツェの街が広がります。
クーポラのほかにも「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」「ジョットの鐘楼」など複数の見学スポットがあり、大聖堂内には予約なし・無料で入場することができますが、クーポラ含めほかの施設はチケットの購入が必要です。
国内最大の美術館「ウフィツィ美術館」

ルネサンス期の代表的な絵画を2,500点以上も展示している「ウフィツィ美術館」。イタリア国内の美術館の中で最大規模を誇ります。
レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ボッティチェッリ...芸術に詳しい人でなくても聞いたことのある名前、見たことのある名画がずらりと並んでいます。
もともとは庁舎として建てられた建物を美術館として使用しています。ミケランジェロの弟子・ジョルジョ・ヴァザーリ設計の、重厚で美しく、歴史を感じる外観もお見逃しなく!
見どころ満載「ベッキオ宮殿」

フィレンツェの市庁舎兼市立美術館である「ヴェッキオ宮殿」。1299年から1314年にかけて建てられた建物で、1540〜1580年頃までは、フィレンツェの実質的な支配者・メディチ家の住居として使用されていました。
ボッティチェリやレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなど名だたる芸術家たちのパトロンでもあったメディチ家。美術館では、ミケランジェロによる《ダヴィデ像》のレプリカや、「五百人広間」に描かれたフレスコ壁画、天井画など貴重な美術品を見ることができます。
宮殿内には、特別ツアーに申し込んだ人だけが見学することができる隠し部屋や地下遺跡もありますよ。ちなみに「ヴェッキオ宮殿」の近くには、日本のディズニーシー内にかかっているポンテヴェッキオ橋のモデルとなった「ヴェッキオ橋」がかかっていて、こちらも人気の観光スポットです。
イタリアの中心部にあるローマは7つの丘の上に広がる独特の都市

古代ローマ帝国時代からの首都・ローマ。コロッセオやパンテオン、フォロ・ロマーノなど、あちらこちらに古代ローマ時代の遺跡が遺されています。
ほかにも、真実の口やスペイン広場、トレヴィの泉など映画「ローマの休日」の舞台となった場所や、ヴァチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂、ヴァチカン美術館、システィーナ礼拝堂など歴史ある建造物や芸術作品が盛りだくさん。

日本国内でも親しまれているカルボナーラやアマトリチャーナ、サルティンボッカは、ローマ発祥のグルメ。ジェラートや、近年日本でも話題になったマリトッツォなどローマ発のスイーツも、本場の味をぜひ楽しんでください。
2025年は、4つの聖なる扉が開かれる「聖年」

2025年は、カトリック教徒にとって特別な「聖年(ジュビレオ)」の年です。聖年とは、ローマ巡礼者に特別な赦しが与えられる年のことで、基本的に25年に一度行われます。
「サン・ピエトロ大聖堂」「サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂」「サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」「サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂」には聖なる扉が存在し、普段は固く閉じられていますが、聖年の年にだけ開かれます。
巡礼者はもちろん、聖年の特別な雰囲気に触れたい観光客も多く訪れるため、聖年のローマは普段以上に混雑します。普段とは違うローマを楽しめる、貴重な機会です。
願い事が叶うと言われる「トレヴィの泉」

バロック時代に造られた、高さ25m、幅20mの噴水「トレヴィの泉」。2014年~2015年にかけて過去最大の修復工事が行われました。
泉に背を向けてコインを投げ入れると願いが叶うという言い伝えがあり、投げ入れる枚数によってかなえられる願い事が異なります。
コイン1枚なら再びローマを訪れることができる、2枚なら大切な人とずっと一緒にいられる、3枚投げ入れると恋人と別れることができると言われているので、コインの枚数には十分ご注意くださいね。
ジェラートが食べたくなる!「スペイン広場」

映画「ローマの休日」のロケ地としても有名な「スペイン広場」。近くにスペイン大使館があることから、そう呼ばれるようになりました。
広場からのびるスペイン階段でジェラートを食べるキュートなオードリー・ヘプバーンが印象的ですが、実際には階段での飲食は禁止されているのでご注意ください。
とはいえ、周りにはおしゃれなレストランやカフェがたくさんあります。マナーに気を配りつつ、映画のようなロマンティックな雰囲気を楽しみたいですね。
カトリック教会の総本山「ヴァチカン市国」

カトリック教皇によって統治される国家「ヴァチカン市国」。カトリック教会の総本山「サン・ピエトロ大聖堂」があり、聖年にだけ開かれる4つの聖なる扉の中で一番最初に開かれるのも「サン・ピエトロ大聖堂」にある扉です。
また、0.44平方キロメートルと小さな国土の中に、たくさんの歴史的なスポットや芸術作品が存在しています。
ローマ教皇の公邸でミケランジェロの有名なフレスコ画〈最後の審判〉が描かれていることでも有名な「システィーナ礼拝堂」、古代ローマ時代から現代までの数々の工芸品が保存された博物館でもある「サンタンジェロ城」、約7万点もの芸術作品がコレクションされている「ヴァチカン美術館」など、ヴァチカン市国だけでも一日楽しめますよ。
ローマの定番観光情報はこちら≫
イタリア新婚旅行詳しくはこちら≫
イタリアでロマンティックな8日間を過ごす新婚旅行へ

フランス、ドイツなど魅力的な都市が隣り合うヨーロッパで、あえてイタリアだけに絞ったハネムーン。一か国だけに絞ることで、急ぎ足にならずにじっくりと観光を楽しめます。
とにかく芸術作品をたくさん観たい、古代ローマ遺跡を回りたい、本場のイタリア料理が一番の楽しみなど、希望をお聞かせください。ハネムーンのプロと一緒に、お二人ならではのオーダーメイドハネムーンプランをつくりましょう。
【今回のイタリア人気3都市周遊新婚旅行、ココがオシポイント】
●イタリアを代表する3都市をじっくり周遊!
●水の都・ヴェネツィアでは、ロマンティックなゴンドラ遊覧を楽しんで
●花の都・フィレンツェでは、映画の舞台にもなったサンタマリア・デルフィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)からフィレンツェの街を一望
●2025年、特別な年「聖年」を迎えているローマ
●ローマでは、古代から遺された遺跡のロマンを感じて
●イタリア特急での鉄道旅もハネムーンの思い出を彩ってくれます
■取材協力
▼シングルサポートが提案する旅行プラン
・シンガポール&モルディブの4つ星ホテルで8日間のラグジュアリーハネムーンプラン
・フランス・イタリアの人気5都市にモンサンミッシェルも!欲ばりハネムーン11日間プラン
・北海道3大夜景を堪能する小樽・札幌・函館5泊6日ハネムーン
・沖縄 西表島・石垣島で大自然を堪能する5泊6日アイランドハネムーン