
飛行機での移動時間の長いヨーロッパは長いお休みを取りやすいハネムーン向き。今回は絵本の世界のようにかわいらしい街並みや古城など、中世の街並みが残されているドイツをじっくり周遊するプランを旅行会社スカイクルートラベルに提案してもらいました。
中世の宝石・ローテンブルク、シンデレラ城のモデルとなったノイシュバンシュタイン城、歴史的建造物の多いミュンヘンへ。
もちろんプランは参考コースですので、お2人の要望を伺いつつ、ベストなプランに仕上げてくれますよ。
ドイツ周遊8日間旅行プラン(モデルコース)
1日目 | 希望空港出発、乗り継ぎでベルリンへ | |
2日目 | ベルリン泊 | ベルリン到着後フリー |
3日目 | ケルン泊 | 列車でケルンへ(約5時間)、到着後フリー |
4日目 | フランクフルト泊 | 列車でフランクフルトへ(約1時間10分)、到着後フリー |
5日目 | フュッセン泊 | フランクフルトからミュンヘンへ、ロマンティック街道を巡るプライベートツアー |
6日目 | ミュンヘン泊 | ノイシュバンシュタイン城を観光後、ミュンヘンホテルへ移動 |
7日目 | ミュンヘン発、乗り継ぎで日本へ | |
8日目 | 日本着・終了 |
文化・歴史・アートが融合したベルリンの楽しみ方

ドイツの首都であるベルリンは、東西ドイツの歴史が交差する街。アメリカ・ソ連の冷戦時代に東西を隔てる“ベルリンの壁”があり、第二次世界大戦後から1989年まで存在していました。
第二次世界大戦後、ドイツは4つの地域に分断され、それぞれをアメリカ、ソ連、イギリス、フランスが統治。ソ連が統治するエリアだけ東ベルリンと呼ばれてきた経緯があります。
ベルリンの壁が壊されたのは1989年11月9日。市民たちの手により破壊され、1994年9月に東西ドイツ併合が行われました。
ベルリン市内で見ることができる壁の跡

現在、ベルリン市内に残っているベルリンの壁は数十mのみですが、誰でも訪れることのできるポイントがいくつか点在しています。最も有名なのが「イースト・サイド・ギャラリー」でしょうか。
全長1.3kmもの壁に、世界21カ国・118人ものアーティストによるアート作品は必見。
他にも、ベルリンの壁を渡ろうとして命を落とした人々の遺影や壁のかたわらにあった見張り塔、検問所なども残されているので合わせて巡ってみましょう。
ベルリンのシンボル「ベルリン大聖堂」

ドイル・ベルリンのランドマークであるブランデンブルク門は、1788~1791年にかけて城郭都市・プロイセン公国時代の凱旋門として、建築家・カール=ゴットハルト=ラングハンスにより建造されたものです。
アテネのアクアポリス神殿の門を参考につくられています。
かつてはベルリンの壁により、通行が妨げられていましたが、崩壊後は通り抜けられるように。東西ベルリン統一のシンボルとなっています。
門の上には「4頭馬車に乗った勝利の女神像」の彫刻が。ナポレオンがプロイセンを破った際にフランスに持ち帰られ、その後プロイセンの勝利により奪還されたという歴史を感じさせる見どころの1つです。
ベルリン博物館島にある「ベルリン大聖堂」

ベルリンでの一番の見どころともいわれる「ベルリン大聖堂」。ミッテ区にあるプロイセン王朝・ホーエンツォレルン王家の記念教会です。
19世紀末~20世紀初頭、建築家ユリウス・ラシュドルルによる設計でネオ・ルネッサンス様式で建てられています。
プロテスタント教会としてはドイツ最大級の規模。高いドーム、内部には荘厳なパイプオルガン、色鮮やなステンドグラスなど、豪華な装飾が目を惹きます。
毎年10月頃に開催される光の祭典「フェスティバル・オブ・ライツ」があり、大聖堂を始め、街中で盛大なプロジェクションマッピングなどにが行われることで有名。蚤の市なども楽しめますよ。
お2人におススメのヴェネツィアでのホテルは「ホテル アドロン ケンピンスキー ベルリン」。ブランデンブルク門のすぐそばにあり、ラグジュアリーな滞在が楽しめます。
2,000年の歴史を持つケルンの楽しみ方

ドイツ西部のライン川流域にあるケルンは、1世紀のローマ人植民により誕生した商業都市を起源とします。ライン川の水運・鉄道・道路の要衝としてベルリン・ハンブルク・ミュンヘンに次いで4番目に人口が多い都市です。
ケルンといえば、世界遺産に登録されたゴシック建築の傑作「ケルン大聖堂」。ケルン中央駅のすぐ目の前にあります。
建物の奥行きは144m、最大幅は86m、二つの尖塔の高さは157mという巨大建築です。外観の壁に施された緻密な彫刻、聖堂内に並ぶステンドグラス、尖塔から見下ろすケルンの街並みなど、見どころ満点。
夜は美しくライトアップされ、神秘的な美しさとなっています。
ハネムーンならぜひケルン大聖堂近くにあるホーエンツォレルン橋へ。ここに鍵をかけると永遠の愛が約束されるといわれているのでぜひ。

またケルンではチョコレート博物館も有名。出来立てチョコレートの試食やオリジナルチョコレート作りも可能です。
オーデコロン発祥といわれる「4711本店」やライン川クルーズもおススメ。川岸にある中世の古城を眺めながらのクルーズはとてもロマンチックです。
お2人におススメのフィレンツェでの宿泊は、ケルン大聖堂のお向かいにある「エクセルシオール ホテル エルンスト」です。
ヨーロッパ経済の中心地・フランクフルトの楽しみ方

ドイツ有数の観光都市、フランクフルトはマイン川沿いにあります。ユーロ圏の金融を担う「欧州中央銀行(ECB)」の本店があり、中世ヨーロッパの面影を今に残る美しい街並みも魅力となっています。
クリスマスマーケットで有名なレーマー広場は木組みの建物がぐるりと取り囲み、まるでおとぎ話の世界のよう。旧市庁舎は神聖ローマ帝国時代に皇帝の戴冠式も行われた歴史ある建物です。
マインタワーからはフランクフルトの町を一望。ハネムーンならマイン川クルーズでロマンティックに散策するのもおススメです。
街中にある「ソーセージの屋台」で焼立てをガブリ!ビールを片手にドイツらしい滞在を満喫できますよ。
お2人におススメのホテルは中央駅から徒歩約13分のところにある「シュタインゲンベルガー フランクフルター ホフ」。マインタワー、レーマー広場、パウルスキルヒェはすぐ近くです。
ハネムーンにぴったりな「ロマンティック街道」

ロマンティック街道はヴェルツブルクを起点にフュッセンまで全長366㎞のルートのこと。街道沿いには中世を感じる街並みや美しい自然、世界遺産に登録されている建造物など、見どころ満載です。
起点となるヴェルツブルクは世界遺産のレジデンツ宮殿・マリエンベルク要塞・大聖堂などがあります。

「中世の宝石箱」と呼ばれるローテンブルクは、かわいい木組みの家や入り組んだ石畳が残され、絵本の世界へ迷い込んだような気分に。中心部のマルクト広場ではクリスマスマーケットも開かれ、クリスマス博物館もあります。
オーストリアとの国境近くにあるフュッセンは、アルプスの麓にある美しい街。2,000mを越える壮大な山々と5つの湖に囲まれた絶景が楽しめます。
ノイシュバンシュタイン城やヴィース教会へのアクセス拠点として知られていますが、フュッセン東部にあるフランチスカーナー修道院やホーエスシュロス(ゴシック様式のお城)、旧市街など見どころ満点ですよ。
お2人におススメのホテルは「ホテル・ミュラー」で、ノイシュヴァンシュタイン城とフォルゲン湖から車で10分程度のところにあります。
シンデレラ城もモデルといわれる「ノイシュバンシュタイン城」と「ヴィース教会」

ディズニーのシンデレラ城のモデルともいわれる美しい城「ノイシュバンシュタイン城」は、まさにロマンティック街道のハイライトともいうべき観光スポットです。
バイエルン国王・ルートヴィヒ2世が17年もの歳月と巨費をつぎ込み建築するものの、未完成に終わった夢の城。作曲家ワグナーのオペラをモデルに設計されたそうで、別名「白鳥城」とも呼ばれています。
お城の周りには深い森や湖があり、標高1,000mの山上にそびえたつ姿は夢の国に迷い込んだよう。城内も豪華絢爛な装飾も見逃せません。

もう1つの「ヴィース教会」はドイツ最南端にある世界遺産で、奇跡の教会とも呼ばれるキリスト教教会です。外観は質素な白亜の建物ですが、その内部に入るとびっくり。
バイエルン特有のロココ様式でつくられ、豪華絢爛な装飾が施されています。見どころの1つは正面にある「鞭打たれるキリスト」の木像。
修道士から農婦が受け取ったところ、このキリスト像が涙を流したという伝説が残されています。主祭壇の天井フレスコ画、華やかに装飾されたパイプオルガンなど、息をのむ美しさです。
見学後はミュンヘンへと向かいます。
バイエルン王国の首都として栄えたミュンヘンの楽しみ方

アルプス山脈の麓に広がるミュンヘンは、ドイツ南部バイエルン州の州都。バイエルン王国の首都として栄え、豪華な建築物などが残されています。
世界的に有名なオクトーバーフェストや壮麗なニンフェンブルク宮殿、フラウエン教会のあるマリエン広場、ネオ・ゴシック様式の新市庁舎など、見どころも多い都市です。
バイエルン王国夏の離宮であるニンフェンブルク宮殿は、壮大な庭園と城内の豪華絢爛な内装が必見。バイエルン王国の居城であるレジデンツは華やかなロココ調の装飾が楽しめます。
マリエン広場はミュンヘンの中心地にあり、新市庁舎やミュンヘンで最も古いアルテ・ペテロ、フラウエン教会などがある他、ミュンヘンの有名なビアホール「ホフブロイハウス」も。
9月~10月は世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」、11月からはクリスマスマーケットで装飾され、ロマンティックなひと時を過ごせますよ。
おススメのホテルは「マンダリンオリエンタル・ミュンヘン」となっています。
おとぎ話の世界に迷い込んだような気分が味わえるドイツをじっくり周遊する新婚旅行へ

ドイツは古代から現代にいたるまで、さまざまな歴史と事件の舞台となってきました。メルヘン街道やロマンチック街道など、中世ヨーロッパの街並が残され、バロック・ゴシック様式の建造物、古城など、見どころ満点。
新婚旅行で訪れるならドイツ1国をじっくりと巡り、その激動の歴史や文化を肌で感じる旅もいいですよ。
ドイツならではの景色や体験、ローカルグルメなどなど、ぜひお2人で思うがままに過ごしてください。オクトーバーフェストに行きたい、クリスマスマーケットを満喫したいなど、さまざまなリクエストに応えてくれるので、気軽に相談してみましょう。
【今回のドイツ周遊新婚旅行、ココがオシポイント】
●ドイツ王道の4都市+ロマンチック街道を効率よく周遊!
ベルリン・ケルン・フランクフルト・ミュンヘン+中世の街ローテンブルクを巡ることで、ドイツの多彩な魅力を1度に体感できる欲張りなツアーはハネムーンにぴったりです
●ベルリンやフフランフルトマインタワーから、ふたりでヨーロッパの大都市を一望し、感動を共有してください。
●ローテンブルクでは中世の街並みを散策。絵本のような街で思い出に残る写真を撮影してください。
● ディズニーのお城のモデルとなった「ノイシュバンシュタイン城」でロマンチックな思い出を作れます
●ソーセージをおつまみに、ビール飲み比べも。お酒が好きなカップルにもおすすめです
■取材協力