ビルバオでピンチョスを楽しむ

スペインへの新婚旅行は、ガウディやフラメンコなどが目的でバルセロナやアンダルシア地方を訪れる方も多いと思います。

さらに、スペインハネムーンで「バル巡りがしたい」という要望も多いそうですね。

グルメ&食べ歩き大好き新婚カップルに、断然おススメなのがスペイン北部!特におススメしたい都市は、バスク地方州都のビルバオ(Bilbao)です。

パリなどヨーロッパからのアクセスよいビルバオは、人口わずか35万人弱にもかかわらず、ミシュラン星付きレストランが10もある美食の町としても知られています。

ハネムーンの思い出にミシュラン星付きレストランでのディナーもいいですが、街歩きや観光の合間にさっと食べられ、更に予約がなくても美味しいものにありつける方法があります。

それが、「ピンチョス」!

今回はバスク地方の美味しいピンチョスについてご紹介しましょう。

バスク地方のバル巡りでおなじみ「ピンチョス」とは?

ピンチョスはバスク語

ピンチョス(スペイン語:Pinchos、バスク語:Pintxos)とは、スライスしたバゲットの上に色々な具材を載せたバスク地方のスナックです。

パンの上の具材はありとあらゆる物があります。

フォアグラ・海老・最高級のイベリコ豚の生ハムを使った豪華なもの。パンがない串に具材が刺さったピンチョス。注文ごとに作られるピンチョスもあります。

ビルバオのバルはどこに行ってもこのピンチョスが用意されており、ランチやディナー時間ではなくともいつでもおなかを満たすことができる、スペイン旅行の強い味方でもあります。

バスク地方でピンチョスがおいしい人気バルの見つけ方

バスク地方で人気バルの見つけ方

ビルバオはバルセロナなどに比べると観光客は少ない町なので、混んでいる店=地元の人で流行っている店となります。

スペイン北部の海沿いはそれほど寒くはありませんが、地中海沿岸に比べると雨も多く気温も低め。それでもなぜかビルバオの人たちは外で立ち飲みが大好き!

人気店はバル内もごったがえしていますが、外にも人があふれています。上写真のようなお店が美味しいバルとなります。

バルは本当に市内のどこにでもあるのですが、ヌエバ広場(Plaza Nueva)を中心とした旧市街や、モユア広場(Plaza Moyúa )辺りがおススメです。

バスク地方バルでの注文方法は?

スペイン・バルでの注文方法

場所によっては、自分で自由にピンチョスをお皿に盛るところもあります。ただ、ビルバオ市内の殆どが、カウンターの後ろにいるサービスの人に注文し、お皿に取ってもらうスタイルです。

バルのカウンターが空いたらさっと隙間に潜り込んで、まずは飲み物の注文から!

「チャコリ」(Txacolí)という微発泡ワインが有名で、度数も余り高くないのでバルをはしごするにはもってこいです。

その他飲み物は赤ワイン、白ワイン、カバ、ビール、シードルなどがあります。

お酒が飲めない方やアルコールを控えたい方にはモスト(Mosto)と言うぶどうジュースがおススメです。

その後、目の前にサービスの方が来たら「ポル ファボール!」(Por favor、お願いします)と声をかけて、好きなピンチョスを取ってもらいましょう。

飲み物やピンチョスが提供されたら、「グラシアス!」(ありがとう、Gracias)の一言を忘れずに

ちなみに、最近は英語を話すサービスの方もたくさんいますが、ありがとうはスペイン語で言うと喜ばれます。

バルで使えるスペイン語

<飲み物の注文方法>
バルでよく注文されるのは以下の飲み物です。好みのものだけ覚えておけば大丈夫。
●「Vino Bianco(ビノ・ブランコ=白ワイン)」
●「Vino Tinto(ビノ・ティント=赤ワイン)」
●「Cava(カバ=スパークリングワイン)」
●「Cerveza(セルベサ=ビール)」
●「Sidra(シードラ=シードル、りんごの発泡酒)」
●「Txacoli(チャコリ=低アルコールの微発泡ワイン)
●「Mosto(モスト=ぶどうジュース)」

上記の単語の他に、スペイン語で「お願いします」に当たる「Porfavor(ポルファボール)」をつけるだけで注文できちゃいます。

例えばチャコリが欲しければ、「Txacolí, porfavor(チャコリ、ポルファボール)」となります。

<ピンチョスの注文方法>
どのお店もかき入れ時になると、カウンターにピンチョスがずらりと並びます。自分のカウンター前のサービスの人にピンチョスを注文するのも簡単なスペイン語でOK。
●指差しで「Esto,  porfavor(エスト、ポルファボール=これ下さい)」
●「Esto y esto, porfavor(エスト イエスト、ポルファボール=これとこれを下さい)」
※エスト(esto)がこれ、イ(y)が英語のアンド(and)に当たります

一通り食べ終わったらお会計。

「La cuenta, porfavor(ラ クエンタ、ポルファボール)」といえば通じます。

バルの壁や柱に書かれているメニューにも注目!

バルの日替わりおすすめメニューもある

スペイン語や英語が出来る方は、お店の壁や柱に書かれているメニューに注目!

目の前に出ているピンチョスだけではなく、出来立ての温かい一品もの(小さいサイズだったり、大きいサイズだったりいろいろ)を頼める場合もあります。

スペインのバルは人が多いし、周りは騒がしいのでちょっと委縮しちゃうかもしれません。でも、ピンチョスのあるカウンターに外国人がいる=何かを食べに来たとお店の人もわかっています。

声が小さいと聞き取ってもらえませんが、スペイン語はたいていカタカナ読みで通じます。大きな声で注文してみて下さい!

注文は少しずつがおススメ。いろいろなお店をはしごするのもビルバオ・ピンチョスのだいご味です。

ピンチョスが美味しいおすすめのバル

◆La Vina de Ensanche(ラ・ビーニャ・デ・エンサンチェ)
住所:Calle Diputazio, 10, 48008 Bilbo
ホームぺージ:http://www.lavinadelensanche.com/es/

モユア広場(Plaza Moyuá)近くの人気バル・レストランで、同じ通りにいくつか人気バルがあります。

スペイン最高級のイベリコ豚の生ハムMesón 5 Jotas(メソン・シンコ・ホタス)の生ハムを使ったピンチョスや料理が気軽に頼めるのがうれしい。

ピンチョスだけではなく一品料理を食べたい人はテーブル席ありますが、テーブル席を希望の場合は予約するか早めに入店がベター。お店セレクションのグルメショップも併設されているので、お土産の購入も可能です。

◆La Olla(ラ・オジャ)
住所:Nueva Plaza, 2, 48005 Bilbo
ホームぺージ:https://www.laolladelaplazanueva.es/es/bienvenidos-al-bar-la-olla/

旧市街のビルが集まる広場、ヌエバ広場(Plaza Nueva)にある、日曜日も営業しているお店で、使い勝手が良いです。

ピンチョスの種類も多く、こちらも同じくテーブル席があるので座って食べたい方にもおすすめ。注文してから作ってもらえるピンチョスには、ミニステーキやミニハンバーガーもあります。

 

スペインハネムーンでバル巡りを楽しむコツまとめ

スペインバスク地方・ビルバオ

スペインバルの発祥は南部ですが、グルメ好きのカップルなら北部のバスク地方へぜひ足を延ばしてみましょう。

せっかく新婚旅行で訪れるなら、あちこちハシゴして本場の味をぜひ楽しんでくださいね。

 

混んでる店=地元でも人気店
特にヌエバ広場(Plaza Nueva)やモユア広場(Plaza Moyua)辺りがねらい目
まずは飲み物を注文し、届いたタイミングでピンチョスを取ってもらう
ハシゴするならアルコール度数低めの「Txacoli(チャコリ)」がおすすめ
注文した物が届いたらスペイン語で「Graciasu(グラシアス)!」