ヨーロッパハネムーンで人気のドイツクリスマスマーケット

ハネムーンはやっぱりヨーロッパに行きたいというカップル。最高にロマンティックな気分が味わえるクリスマスマーケットはいかがでしょうか。

なかなか長いお休みを取りにくい日本ですが、ハネムーンぐらいはゆっくりしたいもの。特に周遊したいヨーロッパ方面はハネムーンで人気の行き先ですね。

今回はヨーロッパらしいクリスマスムード満点のドイツ、ベルギーを周遊するモデルプランを、旅行会社ファインスカイが提案してくれました。

もちろん、このプランで行きたい!もOKですし、ここをこうアレンジも大丈夫。お2人の意見を取り入れながら素敵な旅に仕立ててもらいましょうね。

ドイツのクリスマスマーケット&ベルギー9日間モデルプラン

1日目23時30分関西国際空港発(エミレーツ航空)ドバイ行き
2日目5時45分ドバイ着・乗換え
8時40分ミュンヘン到着、ホテルに荷物を預けて自由散策
3日目終日ニュルンベルク・ローテンブルグのクリスマスマーケット
4日目終日ノイシュヴァンシュタイン城&世界遺産ヴィース教会(定期観光、日本語ガイド同行)
5日目10時ICE(ドイツの新幹線)でミュンヘン中央駅からフランクフルト中央駅へ(1等車手配)
13時フランクフルト中央駅着・ホテルへ移動
6日目終日自由行動(ケルン大聖堂などお出かけする場合、列車手配可能)
7日目10時14分フランクフルト中央駅からブリュッセル北駅へ(1等車手配)
13時26分ブリュッセル北駅着・タクシーでホテルへ
8日目14時55分ブリュッセル空港へ移動・エミレーツ航空でドバイへ
9日目0時25分ドバイ空港到着・乗り換えて関西国際空港へ
17時5分関西国際空港到着・終了

2024年ワールド・ベストエアライン第3位に選ばれたエミレーツ航空

エミレーツ航空

今回のモデルプランはアラブ首長国連邦の航空会社、エミレーツ航空を利用するというもの。ドイツをハブ空港に世界の主要都市を結んでいるエアラインで、最新鋭の技術を搭載した航空機が魅力です。

充実機内サービスや、広々とした座席、機内のエンターテイメントにも定評があり、長距離フライトでも快適に過ごせると大人気です。機内食も多国籍でまるで高級ホテルのようだと称されるほど。

ドバイでミュンヘン行きの飛行機に乗り継ぎ、ヨーロッパへ向かうというプランになっています。

ドイツの新幹線、ICEでの旅を楽しむ

ICE

ヨーロッパ旅行の醍醐味は列車での移動。ICE(インターシティ エクスプレス)はドイツの主要都市を結ぶ、最新技術を駆使した高速鉄道です。

クオリティーの高い車内設備で快適な列車の旅が楽しめ、ドイツからスイス、フランス、オーストリア、ベルギーなど、ヨーロッパ周遊も可能です。

1等車両の場合は、主要駅にあるDBラウンジを無料で利用でき、インターネットサービスも無料で利用可能。また、食堂車まで行かなくても飲み物や食べ物を席まで運んでくれるのも1等車両ならではです。

ドイツの三大クリスマスマーケットとは?

ドイツの三大クリスマスマーケット

クリスマスマーケットが有名な国といえばやっぱりドイツ。中世のドイツが発祥といわれています。

ドイツ以外でもオーストリア、フランス、チェコなど、多くのヨーロッパの国々でも開催。特にニュルンベルク、ドレスデン(世界最古)、シュトゥットガルト(世界最大)が世界的にも良く知られており、長い歴史を誇ります。

今回のモデルプランで立ち寄るミュンヘン、フランクフルトでも開催されていますよ。

キリスト生誕を祝うクリスマスマーケット

キリスト教徒にとって大切なイベント

クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝うキリスト教の降誕祭。24日の夜は家族と静かに過ごしたり、教会の礼拝・ミサに出かけます。

25日になると家族総出でお祝いし、ごちそうを食べる習わし。ドイツではソーセージや煮込み料理など伝統料理を楽しむのが一般的なのだそう。

11月末頃からクリスマスシーズンが始まり、「アドヴェント(待降節)」として、イルミネーションやクリスマスマーケットがスタート。食べ物やおもちゃ、オーナメント、クリスマスの小物などが売られます。

シュトーレンはアドヴェントで楽しむお菓子

最近、日本でも有名になったドイツのクリスマス菓子・シュトーレンは、アドヴェントで作り、クリスマスまでの間に一切れずつ食べて楽しむ習慣となっています。

クリスマスマーケットの楽しみ方

キリスト生誕シーンを再現するクリッペ
キリスト生誕シーンを再現するクリッペ

クリスマスマーケットではツリーはもちろん、「クリッペ」と呼ばれるモニュメントもぜひ楽しんで。聖母マリアが幼子キリストを胸に抱く、東方の三賢人が訪ねていく、など様々なシーンを表現します。

教会の中やクリスマスマーケットの中心に飾られるので、こちらも見どころの1つです。

また、マーケットでは日本ではあまり見かけないオーナメントもたくさん。気に入ったらぜひお土産に購入を。毎年飾るたびにハネムーンの思い出が蘇ってきますね。

クリスマスマーケットの屋台グルメ

グリューワイン
グリューワイン

クリスマスマーケットのもう1つの楽しみはやっぱり屋台グルメ。最も有名なのがホットワイン(グリューワイン、ワインとスパイスを使ったホットカクテル)やホットチョコレートです。

クリスマスマーケットの屋台グルメ

お供はブラートヴルスト(豚肉の焼きソーセージ)。ニュルンベルクでは「ニュルンベルガー」と呼ばれる名物焼きソーセージがあります。

薄いピザのような「フラムクーヘン」やじゃがいもを使った「ライベクーヘン」、カレー風味の「カリーヴルスト」など屋台メニューがいろいろ。

スイーツ系が好きな方なら定番クッキー「レープクーヘン」、ベルギーの「ワッフル」などもぜひ楽しんでみては?

「シンデレラ城」のモデル!?ノイシュヴァンシュタイン城

ノイシュヴァンシュタイン城

ノイシュヴァンシュタイン城は1869年、第4代バイエルン王ルードヴィヒ2世の命により造られたもので、別名白鳥城と呼ばれています。しかし、1886年に亡くなった際、城の工事は中断。

このため、現在でも未完成の部分が残されています。ルードヴィヒ2世が自分の描く理想的な世界として建てられたという経緯があるため、ディズニーのシンデレラ城や眠れる森の美女の城のモデルとなったという噂も。

最も美しいといわれるマリエン橋から、ノイシュヴァンシュタイン城の美しいたたずまいを堪能していきましょう。

ちなみにノイシュヴァンシュタイン城はロマンチック街道(ヴュルツブルクからフュッセンまでの約400㎞ある)の終点、フィッセンにあります。

ドイツ最南端にある世界遺産ヴィース教会

ヴィース教会の内部

ロマンチック街道沿いの草原にぽつんとたたずむヴィースの巡礼教会。外側は白壁で素朴な印象ですが、内部に入ると華麗で繊細な装飾が施されていてびっくりします。

天使や聖人、キリストのモチーフが描かれていますが、中でも有名なのが主祭壇に安置されている「鞭うたれるキリスト像」。修道士から農家が受け取った時にこのキリスト像が涙を流したという伝説が残されています。

大勢の人が押し掛けたため、小さな礼拝堂を建てたのですが、巡礼者がますます増え、1746年に建てられたのが現在のヴィース教会というわけです。

主祭壇の天井フレスコ画やロココ調の荘厳な装飾など、細部までじっくり見ていってくださいね。

フランクフルトでおススメの観光スポット

フランクフルトの中心にあるレーマー広場
レーマー広場

フランクフルトでおススメの観光スポットといえば「レーマー広場」。近代的な街並みが多い中、中世の面影を残す旧市街地にあります。フランクフルトの市庁舎として使われていた建物「レーマー」は階段状の切妻屋根が特徴。

木組みの建物はおとぎの国のようなかわいらしさです。クリスマスシーズンはここでマーケットが開催されますよ。

この他、ゲーテが幼少時代、青年時代を過ごした生家「ゲーテハウス」や、神聖ローマ帝国の皇帝が戴冠したバルトロメウス大聖堂など、見どころがたくさんあります。

フランクフルトからICEで約1時間30分でアクセス「ケルン大聖堂」

ケルン大聖堂
世界最大規模のゴシック建築「ケルン大聖堂」

フランクフルトからICEで1時間30分程度でアクセスできるケルン大聖堂。157mにも及ぶ2つの高い塔が特徴で、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に次ぐ世界第2位の高さです。

また、ゴシック様式の建造物としては世界最大級とも。600年以上の歳月をかけて完成されたドイツのシンボルでもあります。

奥の主祭壇には東方三博士の聖遺物(遺骨)が安置されており、ステンドグラスの美しさや聖堂内に降り注ぐ光など、荘厳なたたずまいは圧倒されることでしょう。

ライン川にかかるホーエンツォレルン橋からの眺めも最高です。この他、ヴァルラーフ・リヒャルツ美術館やチョコレート美術館など、おススメのスポットもいろいろありますよ。

ブリュッセル(ベルギー)のおススメスポット

ベルギーの首都・ブリュッセル
グラン=プラスのフラワーカーペット

ブリュッセルはベルギーの首都。世界で最も美しいといわれる世界遺産「グランプラス」の広場は、中世の面影を残し、15世紀に建てられたゴシック様式のブリュッセル市庁舎や同業者組合の寄合場所であったギルドハウスなどが立ち並んでいます。

春には2年に1度、花の絨毯がひかれる「フラワーカーペット」、冬にはロマンチックなクリスマスイベントなど、さまざまな催しが開かれています。

この他、“王の家”の名を持つ「ブリュッセル市立博物館」や「サンミシェル大聖堂」、「マグリット美術館」「小便小僧」など見どころがいろいろあります。

もちろん、チョコレートの本場でもありますので、ショコラティエにもぜひ。

ヨーロッパのクリスマスを存分に楽しむ新婚旅行へ

11月下旬から12月下旬までの時期にヨーロッパ旅行を楽しむなら、断然クリスマスマーケットです。今回はドイツ周遊+ベルギーでモデルコースをおつくりしましたが、もちろん、フランスやオーストリアとの周遊もOK。

お2人が行きたいところへご案内しますよ。もう少し日数を少なく、乗り継ぎなしで行きたいなどなど、お気軽にお問合せください。

【今回のドイツ&ベルギー新婚旅行、ココがオシポイント】

●本場のクリスマスをロマンチックに満喫
●ドイツの有名観光スポットをしっかり網羅
●中世の街並みが残るブリュッセルにも立ち寄る
●ICEを使って列車の旅も満喫
●人気のエミレーツ航空を利用

■取材協力

ファインスカイ