アリーグルのマルシェ

前回、ジモティから大人気の庶民派下町バー「ル・バロン・ルージュ」をご紹介させていただきました。

今回はこのバーがあるアリーグルのマルシェ周辺の、気軽な軽食も含めたおすすめのグルメ5店をご紹介させていただきます。 すべて実際に私が入って実食しているお店、かつお馴染み店。

「パリハネムーンで何か特別な体験がしたい」「他では味わえない現地ツアーを考えている」など、パリならではのプランをぜひ経験してみませんか?

マルシェでの注文のポイントなんかもお伝えしたいと思いますよ~。それでは早速アリーグルへ出かけてまいりましょう!

アリーグルは活気があって庶民的で、パリで一番お買い得なマルシェ!

庶民的な下町地区にあるアリーグルのマルシェ

庶民的な下町地区にあるアリーグルのマルシェ(Marché d’Aligre)は、パリのマルシェの中でも特に安いことで有名。でもただ安いだけじゃなくBIOのお店なんかも揃っているんです。

週末はパリ中からお買い物にやって来るパリジャン、パリジェンヌでいつもにぎわいます。 旅行中は食べ物が偏ったりするので、ここで果物なんかを買っておくのもよいと思います。

マルシェと蚤の市が同時に楽しめ、しかも常設なのでいつでも楽しめるのがポイント

マルシェと蚤の市が同時に楽しめる

また、マルシェの中心にあるアリーグル広場では何と蚤の市も開催。 マルシェと蚤の市が同時に楽しめるというスペシャルなマルシェなんです。

常設マルシェなのも嬉しい

しかも、週に数回の決まった曜日に開かれるマルシェが多い中で、月曜定休以外の午前中はいつも開いている常設マルシェなんです。時間の限られた旅行者にはこれ、かなり嬉しいポイント。

それではさっそく、おすすめのお店を順番にご紹介していきましょう。

物価と外食費が高いパリで焼き立てピッツア1.50ユーロ、カルツォーネ2ユーロ!「イスラ・デリス」

イスラ・デリス

まずは破格のお値段で軽食が買えるこのお店から。

アラブ&イタリアンのパン屋さん「イスラ・デリス(ISLA DELICE)」です。 場所はマルシェの真ん中、蚤の市が開かれているアリーグル広場を正面にしてアリーグル通りを右へ行くと、通りの一番端にあります。

ほとんどのものが 1、50 ユーロから2ユーロ

ほとんどのものが1.50ユーロから2ユーロで買えます。パリは外食費が高く、たとえばハムとチーズのバゲッドのサンドイッチ1つでさえも4ユーロ近く。

オペラ地区やシャンゼリゼなんかだともっとしてしまいます。それから何てことないパンとコーヒーの朝食さえもかなりお高め。

それがここでは具だくさ んのパンがほとんど1.50ユーロから2ユーロなんです。

たとえば、早い時間にマルシェに向かい、朝食代わりに「イスラ・デリス」でパンを買う。食べ歩きしながらマルシェを見る、なんて言うのもよいと思います。

お店のムッシュー

店内はジモティばかりなので入るのに躊躇してしまうかもですが、お店のムッシューは優しくて気さくなので大丈夫。

すべて自家製でその日によって種類が変わります。

好きなものを指させば袋に入れてくれますよ。ちなみに私のおすすめはイタリアのピッツアの 1 つ「リピエーノ(Ripiena)」のメルゲーズ(アラブの羊肉と香辛料のソーセージ)と野菜の具。

たっぷりの野菜の甘味がよ〜く出ております。ただし、全部がかなりのボリュームなので女性はこれ1つでお腹いっぱいになっちゃいます!

<Information>
イスラ・デリス (ISLA DELICE)
住所:2 rue d’Aligre 12 区
TEL:01 23 45 67 89

新鮮な魚介料理がいただける「ラ・ターブル・ダリーグル」

ラ・ターブル・ダリーグル

マルシェを楽しんでから魚介のランチを食べるならここ「ラ・ターブル・ダリーグル(La Table d’Aligre)」。

ラ・ターブル・ダリーグル2

新鮮な魚介をシンプルに美味しくいただけます。

ラ・ターブル・ダリーグル3
ランチは2品18ユーロ、3品22ユーロから、ディナーも32ユーロからとお値段もお手頃。 場所はアリーグル広場に面しているのです〜ぐわかりますよ。

<Information>
ラ・ターブル・ダリーグル(La Table d’Aligre)
住所:11 Place d’Aligre 12 区
TEL:01 43 07 84 88

有名お肉屋さん兼レストランの「レ・プロヴァンス」でフランスのお肉をガッツリ食べ る!

レ・プロヴァンス

いやいやフランスのお肉をガッツリいただきたい!というカップルには、レストランを併設したこのお肉屋さん「レ・プロヴァンス(Les Provinces)」がおすすめ。

場所はアリーグル広場を正面にしてアリーグル通りを左へ。右側の八百屋さんのテントの向こうにあるので見過ごさないでくださいね。

左側がお肉屋さんコーナー、右側がレストラン

店内は左側がお肉屋さんコーナー、右側がレストランとなっております。 ここは他のカルティエからもお肉を買いに来る人がいるくらい有名店なんです。

他のカルティエからもお肉を買いに来る人がいる

おすすめはアントル・コート(entre côte)。牛肉のリブロースのステーキです。

2人で分ける大サイズもあって49.50ユーロですが、すんごいボリュームです!食べる自信のあるお2人でしたらおすすめです。

レ・プロヴァンスのショーウィンドウ

<Information>
レ・プロヴァンス(Les Provinces)
住所:20 rue d’Aligre 12 区
TEL:01 43 43 91 64

パリ最古の屋内マルシェ「マルシェ・ボヴォー」近く!本場アラブのミントティーが名物のカフェ「ル・ペンティー」

マルシェ・ボヴォー

ここで1つスペシャルなところをご紹介させていただきましょう。 アリーグル広場に面して建っている「マルシェ・ボヴォー(Marché Beauvau)」は18世紀に造られたパリで一番古いと言われている屋内マルシェ

特徴はフランス各地の食材に加えヨーロッパの食材の店舗も多いこと。

マルシェ・ボヴォー2

さっと一杯飲むのにいい立ち飲みバーもありますよ。古き良きパリのマルシェを楽しむのにはぴったりなロケーションといえます。

ル・ペンティー

このマルシェ・ボヴォーの左脇の小さな通りを、アリーグル広場を背にしてちょっと入りましょう。地元パリジャン、パリジェンヌたちが寛ぐ超地元密着型カフェ「ル・ペンティー (Le Penty)」が見えてきます。

ここの名物は何と言ってもミントティー「テ・ア・ラ・マント(Thé à la menthe)」2.50ユーロ。お客さんの半分以上が飲んでいるほどなんです。

たっぷりのミントとほんのりな甘さ。松の実がポイント。アラブのミントティーをパリでい ただくというのもなかなかおしゃれでしょう?

名物は何と言ってもミントティー

このカフェは軽食がお手頃なのも人気の秘密。クロックムッシューは3ユーロ、サンドイッチは2.80ユーロからあります。

たまにここで最初にご紹介した「イスラ・デリス」 のパンを食べながらミントティーを飲んでる人の姿を発見・・・。でも細かいことは言われないので大 丈夫です。あは。

<Information>
ル・ペンティー (Le Penty)
住所:11 rue de Cotte 12
TEL:01 43 40 90 72

「リノ・ルージュ」はテキサススタイルのスモーク肉が味わえるレストラン

リノ・ルージュ

ある時ふらりと「ル・バロン・ルージュ」に寄って帰ろうとすると、通りを隔てた真ん前に何やら以前はなかったレストランがオープンしていたのです。それがここ「リノ・ルージュ (Rhino Rouge)」。

本場テキサスで修業したオーナーさんが2018年に開いたバーベキューレストランです。

キッチンにはドーンと本場アメリカの赤い燻製器があります。あれでお肉を数時間、じっくりスモークしているそう。

キッチンの奥には赤い燻製器

で、お店一押しのスモーク肉がコチラ。骨付きのビーフリブ29ユーロと野菜のコンフィ6ユーロです。

見るからにお肉がホロホロとなっております〜。見た通りでほんと〜に柔らかい。お味もしっかり本場アメリカンバーベキューです。

骨付きのビーフリブ
オーナー特製の3種のソース(バーベキュー、アジアン、マスタード)がまたかなり美味なんですよね。何を使っているんですか、とお聞きしたら丁寧に教えてくださって優しい。

このソースを交互につけていただくと、どんどん食べれちゃいそうなんです。が、やっぱり量が女1人には多かった〜。

なのでお2人(以上)で来るのがおすすめです。そして1つはあっさりめの鶏肉を入れるのがよいかも、と私は思いました。

オーナー特製の3種のソース
ということでオーナーのエリックさんです。この前掛けが、なんだか日本の魚屋さんか造り酒屋さんを彷彿とさせますね。

ここもお肉をガッツリ食べる自信のあるお2人でしたらどうぞ。

オーナーのエリックさん
<Information>
リノ・ルージュ (Rhino Rouge)
住所:2,rue Théophile Roussel 12 区
TEL:01 43 44 28 55

ちなみに「ル・バロン・ルージュ」は、マルシェ・ボヴォーの右脇の通りを、アリーグル広場を背にして少し入ったところにあります。赤いファサードとワインの樽が目印。

ル・バロン・ルージュ

広場から徒歩30秒くらいで〜す。

パリ・アリーグル市場のマルシェと周遊ツアー!ハネムーンでおすすめグルメ5店まとめ

アラブのパン屋さんから魚専門レストラン、アメリカンスタイルのバーベキューレストランまで。アリーグルのグルメ5店、いかがでしたか。

アリーグルは歩くだけでも楽しい活気のある庶民的マルシェですが、市場にはマルシェの新鮮食材を使ったカフェやレストランもたくさんあります。

せっかく来るのだったら、本場のミントティーやジモティーバーで一杯したり、マルシェごはんを楽しむのもあり。

マルシェは月曜以外開いてるいるので、日程に組み込みやすいのもおすすめです!

活気のある庶民的マルシェ

<Information>
アリーグルのマルシェ
住所:Place d’Aligre 12 区
営業時間:火曜~金曜 9時~13時/16時~19時半、土曜 9時~13時/15時半~19時半、日曜 9時~13時半
定休日:月曜日
アクセスメトロ「Ledru-Rollin(ルドリュ=ロラン)」8号線、「Gare de Lyon(ガール・ ド・リヨン)」114号線

 


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