旅行会社にオンラインで相談！ZOOMやメールだけでもベストな新婚旅行プランを提案してもらうコツ

ここ数年のコロナ禍でハネムーンを取りやめる、延期する、国内旅行に変更したというカップルが多くいらっしゃるようです。2022年から海外との行き来が緩和され、「ハネムーンS」にも少しずつ行き先を海外希望とするカップルが増えてきました。

今回は、入籍はしたけど新婚旅行に行っていないというH夫妻が登場。具体的な行き先やプラン内容もイメージがつかめず、なかなか先に進まないといいます。

旅行相談にのってくれたのは、名古屋に本社があるグラージュ株式会社・トラベルコンシェルジュの鈴木めぐみさん。H夫妻は都内在住なため、ZOOMを使ったオンライン相談を実施しました。

旅行会社にどんなことを伝えたら希望に叶うプランを提案してもらえるのでしょうか？

「オンラインやメールのやりとりだけで、本当に大丈夫？」と不安に感じていらっしゃるカップルの疑問にもズバリ、お応えします！

旅行会社のカウンターが無くなったり、パッケージツアーのパンフレットが店頭から消えている！？

かつての旅行相談は、お店に足を運んで担当者の方と直接お会いして話をするというのが一般的でした。

ハネムーンのプラン、旅行会社に相談してきました！

しかし、最近ではインターネットを利用し、自分たちで直接宿や飛行機を予約して出かけるという方が多いのではないでしょうか。

グラージュ株式会社・トラベルコンシェルジュの鈴木めぐみさんにうかがったところ、最初から行き先を旅行会社がすべてプランニングして販売するいわゆる「パッケージツアー」も少なくなっているとか。

自分たちで自由に行き先を選びたい方が増え、乗り物とホテルだけをセットにした「スケルトン」と呼ばれるものは残されていますが、すべてを盛り込んだプランは敬遠される傾向にあるようです。

24時間・365日、いつでも好きな時に探せるネットは便利な反面、以下のようなデメリットも！

情報が多すぎてどこに行くのがベストなのか決められない
自分たちが希望するプランに出会えない（うまく探せない）
写真のイメージが素敵だったからそこにしたのに、天気が悪くて散々だった
口コミが良かったからそのホテルにしたのに、思ってたのと全然違う部屋だった

個人で旅行を手配すると「自由に自分たちで決められる」反面、旅慣れていない場合は選択肢が多すぎて何を基準にして決めたらいいかわからなくなります。

また、旅行先で「思ってたのと違う」「あそこに行けばよかった！」と後悔することも。

ハネムーンは一生に一度の大事な旅。できればいつまでも思い出に残るものにしたいですよね。

まずは自己紹介！グラージュ株式会社ってどんな旅行会社？

グラマラスヴォヤージュ　グラージュ株式会社説明 — （引用元：グラージュ株式会社）

コロナ禍で旅行、特に海外へ出かける方が激減。大手旅行会社も次々と旅行相談カウンターを閉鎖して、オンライン相談やインターネットでの販売に力を入れる方向へシフトしています。

グラージュ株式会社でも日頃からオンライン相談を実施。全国対応されています。

そんな時にまずお客様に安心して相談いただけるよう、工夫されているのが、「グラージュってこんな会社」「旅行出発までの相談全体の流れ」をわかりやすく伝えること。

グラージュはオーダーメイド旅行専門の旅行会社
渡航経験豊富な、海外旅行大好きなスタッフだけで運営
これまで2,000組以上のお客様をご案内
親切でおせっかいな旅行会社です

「おせっかいな旅行会社」とは、時にはデメリットになるようなことでも包み隠さずお伝えすることで、後悔しない旅を楽しんでもらいたいという想いが込められています。

「オーダーメイド旅行」は、個人で手配する自由旅行と、すべて旅行会社がお膳立てし、ただついていけばよいパッケージ旅行のいいところ取りしたもの。

お2人のこだわりをしっかり反映しつつ、旅行のプロが安心してハネムーンを楽しめるよう提案してくれるこれからの旅のカタチです。

「旅行出発までの相談全体の流れ」はおおまかに分けて4ステップ。

1．旅行プランを提案するためのカウンセリング（行きたいところ、やりたいこと、旅のイメージなど方向性を固めていきます）
2．旅行プランとお見積の提案（約1週間程度を予定）
3．気に入ったプランで申込、打ち合わせ（メールや電話で随時）
4．出発前の最終案内（出発1週間～10日前）

今回の新婚旅行で、初めて旅行会社に相談するというH夫妻。まず1回目の「カウンセリング」スタートです。

いままでの旅行はすべて自分たちで手配、オーダーメイド旅行とはどんなもの？

H夫妻は都内在住で共働き。過去に2人でいろいろな場所に旅行したことはあるものの、すべて自分たちで手配して出かけてきました。

パッケージツアーは利用したことがなく、旅行会社に相談しながら自由に行き先を組み立てられるオーダーメイド旅行というものがあることを知らなかったといいます。

せっかくのハネムーンですから、「ある程度はお金をかけて楽しみたいですし、いい旅行にしたい」とH夫妻。今回、グラージュ株式会社のことを紹介され、オンライン相談を受けることになりました。

ヨーロッパ方面に行きたいけど、「これでいいのか」比較検討したいH夫妻

H夫妻：　考えているのはヨーロッパ方面、できれば暖かいところ、海がきれいなビーチリゾートでのんびりできたらというイメージです。南フランスのカンヌやニースは行ったっことがあってその時のイメージが良かったんです。
モルディブもちょっといいかなと思っています。

鈴木：　カンヌやニースに実際に旅行されていかがでしたか？どんなところが良かったか、期待外れだったところはありますか？

H夫妻：　ビーチの雰囲気がともかく良かったですね。ただある程度お金をかけないと楽しめないところもありました。あと、ヴァカンスのシーズンだったので観光客が多かったのも気になりました。

鈴木：　南フランスは欧米からも人気のリゾートですからね。
今回たまたま私の背景にギリシャのサントリーニ島が写っているのですが、ギリシャはいかがですか？

H夫妻：　ギリシャもいいですね。サントリーニ島は景色が素晴らしいので憧れがあります。

過去の旅行体験・良かったとことがっかりだったところを伝える

希望に合う行き先選びの第一歩は過去の旅行体験を伝えること。

旅行先で楽しかった体験と期待外れだったところを検証することで、お2人がどんな旅を望んでいるのか、方向性を固めていくことができます。

紺碧の海と白のコントラストが美しい「ギリシャ・サントリーニ島」、注意点もあります

鈴木：　ギリシャのサントリーニ島、本当に素晴らしい行き先なのですが、実は時期を選ばないと上写真のような美しい風景に出会えないんです。
冬は晴天が少ないため、感動的な景色には出会えない確率が高いため、おススメしません。

H夫妻：　そうなんですね！知りませんでした。

鈴木：　おせっかいなようでも、マイナス面もお伝えしなければ、本当に楽しい旅行にはなりません。お手元にスマフォがあるようでしたら、グルールマップを見ながらサントリーニ島のご案内をしていきましょう。

鈴木：　写真の景色に出会えるのは4月～9月上旬まで。海に入りたいなら5月中旬以降、ベストなのはやっぱり夏ですね。
ヴァカンスシーズンのみお店がオープンするので、それ以外の時期に滞在しても街歩きや観光は不便かもしれません。

H夫妻：　なるほど。いつ旅行に行くか、意外にタイミングは重要なんですね。

行き先により、旅行時期は重要！

リゾートの写真を見て「ここに行きたい！」はよくあること。しかし、その写真の景色がいつ行っても見ることができるかどうかは別。

「この風景を見たい」という要望がある場合は、必ず旅行会社に伝えましょう。

鈴木：　背景写真にはサントリーニ島のペンションやプチホテルなどが写っていますが、夏の強い日差しを反射させるために白く塗られています。
サントリーニ島の宿泊施設はどこもこじんまりとしているところが多いので、サービスが充実しているところを求めるなら、南フランスの方がおススメです。

H夫妻：　そうなんですね！意外でした。

鈴木：　それからグーグルマップで島全体を見ていただくとわかるのですが、茶色いエリアが大部分ではないですか？

H夫妻：　あ、本当だ。白く見えるところはごく一部ですね。

鈴木：　白く塗られたホテルやレストランなどが集中するリゾートエリアは、島のごく一部にすぎません。観光写真でおなじみの場所は、イア地区といわれているところです。
お土産屋さんやレストランなども集中する賑やかなフィラ地区も有名。
街中から離れた隠れ家的なリゾートエリアもありますが、アクティブに過ごしたい方にはあまり向いていないかもしれません。

ホテル選びはロケーションも重要！

旅先でどんな時間が過ごせるのかは重要。ホテルの立地やリゾートの雰囲気もしっかり確認すること。

ホテルは寝るだけと割り切るのか、お部屋でのんびり過ごしたいなど、要望を具体的に伝えましょう。

サントリーニ島以外の島や都市を周遊するのもおススメ！しかし注意点もあります

H夫妻：　サントリーニ島だけだと単調になりそうな気がしてきました。

鈴木：　サントリーニ島は直行便がないので、必ずアテネなどを経由することになります。アテネにはパルテノン神殿を始め、古代遺跡などの見どころがいっぱい。トランジット先で滞在して観光するのもおすすめです。
ミコノス島にもいかれると楽しいと思います。

H夫妻：　島を周遊したり、ギリシャ以外の国を周遊するというのもありですね。

鈴木：　パリとサントリーニ島、西ヨーロッパとサントリーニ島というように回る方も多いですね。
ただ、移動時間があまり長すぎるのはおススメできません。
日本人はスケジュールを詰め込み過ぎる傾向があるので、できれば余裕のあるプランを組まれるのがいいと思います。
これは提案なのですが、もし長めにお休みが取れそうならクルーズはいかがですか？

H夫妻：　クルーズですか？旅行日数は10日間ぐらいでも大丈夫かなと思いますが・・・。クルーズは考えたことがなかったです。

旅行日数や出発時期さえフィットすれば、クルーズがお得で楽ちん

鈴木：　サントリーニ島だけの滞在ではなく、ミコノス島へも足を延ばすと楽しいですが、意外に移動が面倒ですよね。
そんな時にクルーズだと、島から島への移動はもちろん、荷物は部屋に置いたままで手ぶらでヨーロッパ周遊を楽しむことができますよ。

H夫妻：　なるほど。そうなんですね。

鈴木：　地中海クルーズならできれば10～11日間あればOK。その次期最も美しい景色やヴァカンスが楽しめる日を選んで運航するので、出発日が決まってしまいますが、絵にかいたような美しい風景が楽しめます。
クルーズの場合、ホテル代・交通費・食事代・船内でのアクティビティすべて込みの値段。1人60～70万円ぐらいの予算があれば大丈夫ですよ。

H夫妻：　サントリーニ島やミコノス島などに立ち寄るプランがあるということですか？

鈴木：　クルーズの場合、だいたい2年ぐらい前にコース発表があります。例えば、イタリア出発でアドリア海からギリシャへ向かうコース、ミコノス、サントリーニを巡るというプランは人気です。
早期申込だと割引されて1人50万円ぐらいになりますよ！

H夫妻：　客室の広さとかはどのぐらいですか？

鈴木：　料金（客室のクラス）により異なります。一般的な客室だとビジネスホテルぐらいでしょうか。クルーズの場合、部屋で過ごすというよりも、デッキやラウンジでゆったり海を眺めながらくつろぐというのがおススメの過ごし方。
荷物はすべて部屋に置きっぱなしにできますし、寄港先で観光する場合もすべて手ぶらでOKです。

H夫妻：　寄港先の観光は自由なんですね。

鈴木：　はい。クルーズごとにエクスカーションとして観光やアクティビティが楽しめる半日～1日のオプショナルツアーを用意しています。船の場合、出航時間が決まっているため、遅れてしまうと港に取り残されてしまうので注意が必要です。
出航時間に間に合うようにオリジナルのオプショナルツアーを提案することもできますので、ぜひご相談ください。

新婚旅行の行き先がモルディヴだと、どんな感じでしょうか？

H夫妻：　それでは、モルディヴはどんな感じでしょうか。南フランスとは違った雰囲気のビーチリゾートかなって。

鈴木：　モルディヴの場合は「ホテル（リゾート）＝島」ですので、どの島にするかが鍵になります。近くに繁華街があって食事やお買い物が気軽にできるわけではないので、のんびりとリゾートの中で楽しみたいという方向けですね。
水上コテージご希望ならお1人最低でも50万円ぐらい。最近の物価高などの影響もありますので、できれば60～70万円ぐらいの予算で考えられるといいかと思います。

H夫妻：　モルディヴも悪くないですね。

鈴木：　モルディブの場合、経由地をどこにするかで過ごし方に変化を出せます。
ドバイやシンガポールとの周遊を楽しみたいという方も多いですよ。

サントリーニ島でじっくり滞在する場合と、周遊するプラン2つで検討したい

H夫妻：　モルディヴも捨てがたいのですが、先ほど伺ったクルーズがだんだん気になってきました（笑）
サントリーニ島でのんびり滞在とクルーズでいろんな島や国を周遊する場合と2プランで検討してみたいです。

鈴木：　承知いたしました。クルーズのスタッフはとてもフレンドリーで、温かみのある旅が楽しめるのが魅力です。
ディナータイムやアクティビティを通じていろいろな国の方と気さくに交流できるのもいい思い出になります。ぜひ検討してみてくだいね。

旅行会社とのオンライン相談は、具体的なイメージがつかみやすかった！

グラージュとのオンライン相談を終えたH夫妻に感想をうかがってみました。

H夫妻：　いままで全部自分たちで手配してきたので、旅行会社に頼む必要はないかなと思っていたのですが、実際にお話させていただいて、さすがプロだなと思いました。

クルーズを検討するっている選択肢は、自分たちでは思いつかなかったと思います。

また、サントリーニ島に行けばあの景色が楽しめると思っていましたが、冬はダメなんですね。値段が安い冬の時期を狙うのもありかと思いましたが、行ってたらがっかりするところでした。
バカンスシーズンが終わると、お店が閉まってしまうのも教えていただいてよかったです。

LINEやメールでやりとりするだけで旅行プランを決めるというのはまったく抵抗がないのですが、ZOOMのように顔を合わせて相談できるというのは意外に安心できましたし、夫婦での情報共有が簡単で便利でした。

グラージュがどんな旅行旅行会社なのか、担当してくださる鈴木さんの人となりなども伝わってきて、安心してお任せできそうです！プランの提案、楽しみにしています。

ハネムーンのプロと直接対話しよう！

ネットで検索すればいろんな口コミや体験談などが掲載されているので、それいを参考にするという方も多いのでは？

しかし、口コミがいつの体験のものかわからない場合がほとんど。現地での様子は刻々と変化しています。体験された方の旅行時期ではその通りでも、変わってしまうことも多々あります。

現地の様子をほぼオンタイムで把握できるのがプロ。旅の達人だからこそできる提案がたくさんあります。

オーダーメイド旅行をグラージュにお願いするメリット

グラージュ株式会社・鈴木さんに、オーダーメイド旅行の魅力をもう少し詳しくお伺いしました。

編集部：　最近では個人で全部旅行を手配するということが多いようですね。

鈴木：　はい。パッケージツアー（旅行会社が企画して参加者を募集するタイプの旅行）をつくらない旅行会社も増えています。ネットでホテルや航空チケット、新幹線などの予約が簡単になったので、そちらを活用する方が多くなっているのを感じます。

編集部：　「ハネムーンS」では、オーダーメイド旅行をおススメしているのですが、そのメリットをもう少し詳しくお聞かせください。

鈴木：　グラージュではオーダーメイド旅行を「個人手配旅行」と「パッケージツアー」のいいとこどりと位置付けています。
パッケージツアーだとすべて決められているので、自分好みのプランを見つけにくいのが最大の欠点といえるでしょう。

鈴木：　自分たちが行きたい場所、やりたいことを盛り込みつつ、スケジュールや宿泊先、乗り物などの手配、オプショナルツアーのアレンジなど、面倒な旅程管理はプロにお任せできるというのが、オーダーメイド旅行のメリットだと考えています。

現地でトラブルになりやすいのはことばの問題が大きいので、そんな時に遠隔でサポートできますし、帰国まで安心して過ごせるようバックアップが可能です

旅行時期や行き先の気候などに合わせた服装・持ち物のアドバイスや、フリータイムの過ごし方のアドバイスもできますよ。

編集部：　グラージュの場合、1人の担当者が最初から最後まで相談に乗ってくれるので、気心も知れて安心できるというのもメリットですね！

鈴木：　名古屋に実店舗もありますが、どんな出発地でもオンラインで相談に乗れます。
カウンターを訪れたのと変わらないイメージで、旅行相談ができますのでぜひ活用してください！

オーダーメイド旅行相談の注意点！

個人手配旅行は現地等で何があってもすべて自分たちで解決しなければなりません。
パッケージツアーは旅行会社がすべての旅程を管理しているので、旅行会社がバックアップします。
では、オーダーメイド旅行はどうなのでしょうか？

オーダーメイド旅行も旅行会社が企画・手配した部分は旅程管理を行います。しかし、フリータイムなどに自分たちが手配（予約）したオプショナルツアー、レストラン、観光施設などは自分たちが管理しなければなりません。

自分たちが手配した部分は、自分たちでというのが原則ですよ！