ハネムーンとは?どんな意味?

結婚式が終わったあとに待っているのがハネムーン。

ところでハネムーンの意味ってどんなものがご存じですか?なぜ、結婚式の後に旅行をするようになったのでしょうか?

人気の場所や過ごし方など、ハネムーンの基礎知識を紹介します。

知っておきたいハネムーンの由来

ハネムーンの語源・由来とは

ハネムーン(honeymoon)とは、もともとはhoney(はちみつ)とmoon(月)を掛け合わせた英語。

直訳すると「蜜月」になりますね。

蜂蜜(honey)が持つ意味

ハネムーンの語源になったハチミツ

なぜ、蜂蜜かというと、さまざまないわれがあります。

蜂蜜は栄養価が高く、滋養強壮によいとされている食べ物。

また、ミツバチは多産なので、子宝に恵まれるという意味もあるようです

古代ゲルマン民族は、結婚後に「hydrome」という蜂蜜で作ったお酒を飲む習慣がありました。

また、古代スカンジナビアでも、結婚した2人は1ヶ月間、蜂蜜酒を飲むといった決まりがあったとか。

どちらも子孫繁栄を願っての慣習のようですね。

月(moon)が持つ意味

月に由来するハネムーン

では、なぜ「月」が関係してくるのでしょうか?

ゲルマン民族が飲んでいた蜂蜜酒の仕込みにかかる時間が、ちょうど1ヶ月。

ここから、結婚後1ヶ月の幸せいっぱいのあま~い期間を、“honeymoon”と呼ぶようになったようです。

一方、1ヶ月という期間ではなく、夫婦の愛情が「月」のように満ちたり、欠けたりを繰り返す様子をたとえたという説もあります。

ロマンティックのような、ちょっと切ないような気がしますね。

「蜂蜜」と「月」がなぜ「旅行」に?

新婚後のあま~い期間が、どのように「旅行」と結びついたのでしょうか?

19世紀のヨーロッパでは、結婚式後に遠くに住む親族を訪ねて旅する“Bridal tour”の慣習がありました

交通手段の発達にともない、新婚夫婦がより遠くにより自由に旅行するようになり、“bridal tour”が“honeymoon”と呼ばれるようになったのです。

ちなみに日本にも、新婚夫婦が妻の実家を訪問する習慣があったようです。

日本で初めて新婚旅行に行ったのは坂本龍馬

日本で初めて新婚旅行したのが坂本龍馬

日本で初めて新婚旅行にでかけたのは、坂本龍馬とその妻、お龍と言われています。

明治維新前夜の慶応2年3月、寺田屋事件で大けがを負った坂本龍馬が、西郷隆盛のすすめでお龍を連れて鹿児島県の霧島を訪れました。

これが、日本で初めての新婚旅行です。

当時はもちろん、「新婚旅行」という言葉はありませんせんでした。

「新婚旅行」という言葉が使われたのは、明治22年のこと。

哲学者の井上円了が「honeymoon」を「新婚旅行」と訳して新聞で紹介したのが、日本で最初に使われたケースです。

その後、新婚旅行に行く人は徐々に増え、新婚夫婦2人の旅行として定着しました。

ハネムーンベイビーとは?

ハネムーン中にさずかった赤ちゃんを、ハネムーンベイビーと呼んでいます。

早くパパママになりたい二人にとっては、なんともうれしいことですね。

ハネムーンと新婚旅行に違いはあるの?

夕陽

「ハネムーン」=「新婚旅行」と考えがちですが、厳密にいうと違いがあります。

ハネムーンとは、もともとは結婚してから1ヶ月くらいのホヤホヤの時期をさす言葉

語源に忠実になると、結婚後1ヶ月以内の旅行がハネムーンとなるわけですが、実質的に細かくは区別されません。

結婚式後半年たってから旅行にでかけたとしても、それは新婚旅行であり、ハネムーンでもあります。

ただ、旅行会社やホテルによっては、ハネムーン特典が利用できるのは結婚後半年や1年まで、という決まりがある場合も

ハネムーンはいつまでに出発している?

新婚旅行が初めての海外

語源のとおり、もともとは結婚式が終わってすぐに旅立っていたハネムーン。

最近は、結婚式直後のタイミングとは関係なく、二人の都合に合わせて出発時期を決める傾向にあるようです。

仕事が忙しくて休みがとれなかったり、結婚式前に入籍していたり・・・といった事情が背景にあるかもしれませんね。

最近注目のプレハネムーン

ハネムーンに行くタイミングが多様化するなかで、本当のハネムーンの前に「プレ」として2人で旅行に行くカップルも。

「プレハネムーン」には、とくにこれといった定義はなく、以下のようなパターンがあるみたい。

 

  • 結婚式前に、恋人同士としての最後の旅行をゆっくり楽しむ
  • 新婚旅行は結婚式後に落ちついてから時間をかけて計画したいけれど、いきなり現実に戻るのはイヤだから、気軽に行けるところに旅行にいく
  • 結婚式前に、前撮りをかねて旅行を楽しむ
  • ハネムーンは長い休暇がとれる時期にして、とりあえず週末を利用して小旅行する

ハネムーン(人生でもっともハッピーな時期)はどこで・どんな風に楽しむ?

ビーチでのんびり

ハネムーンは、人生でもっともハッピーな時期ともいえますね。

この時期に、家事や仕事といった日常に戻るのではなく、彼とあま~くロマンティックな時間を過ごしたいなら、非日常感いっぱいの場所に行くのが一番です!

花嫁さんたちは、どこに旅行しているのでしょうか?

ハネムーンに人気の場所

◆海外編

  • ハワイ…23%
  • モルディブ…13%
  • イタリア…11%
  • オーストラリア…7%
  • アメリカ…5%

ハネムーンといえば海外が人気で、全体の約80%が希望しています。

常夏の島ハワイと、「真珠の首飾り」と言われるインド洋のモルディブは、不動のツートップ。

青い海と空、白い砂浜がロマンティックなビーチリゾートは、新婚旅行にぴったりですね!

◆国内編

  • 沖縄…80%
  • 北海道…15%
  • 千葉…1%
  • 京都…1%
  • その他…3%

ハネムーンで国内旅行を選ぶのは全体の19%ですが、じわじわと人気が上ってきています。

国内という気楽な点が支持を集めているのかも。

国内でもやはりビーチリゾートが人気ですね。

ハネムーンは何を重視している?

  • 2人でのんびり…19%
  • グルメ…18%
  • ビーチ…16%
  • 大自然…14%
  • 買い物…11%

一般的な旅行のように、観光地をめぐったり、アクティビティを楽しむというより、2人の時間重視のカップルが多いようです。

ハネムーンにはオーダーメイドのプランがオススメ!

パソコンを見る2人

海外にしろ、国内にしろ、いつもの旅行とは違うのがハネムーン。

一生に一度のハネムーンを、ロマンティックな思い出でいっぱいにしたいなら、パッケージツアーでは物足りません。

第一、他の観光客と一緒というのでは、盛り上がりませんよね?

かといって、結婚式前の忙しい時期に、一から自分たちでプランニングするのは大変です。

ましてや、慣れない海外ならなおのこと。

そんな時は、オリジナルのプランを立ててくれるサイト「ハネムーンS」がオススメ。

二人の要望を入力するだけで、旅行会社のコンシェルジュがプランニングしてくれます。

コンシェルジュは、ハネムーンのプロばかりなので、見当違いな提案がなく、安心。

複数の旅行会社のプランを同時に比較検討できますし、もちろん相談無料なので、まずはアクセスしてみて!

ハネムーンは一生に一度だけの特別な旅行。

お互い仕事が忙しいなどの事情があっても、ぜひ時間を作ってハネムーンに出かけ、ロマンティックな思い出をたくさん作ってくださいね。

ハネムーンコンシェルジュに相談