ブルターニュ食の魅力

日本人にはほとんどなじみのないブルターニュ地方。でも大人気のモンサンミシェルにお出かけの際、必ず通るといっても過言ではない場所なんです。

一見地味ですが、魅力たっぷりのブルターニュについてもっと知っていただこうと全3回のシリーズ物でご紹介中。

1回目は、ブルターニュのちょっと特別な歴史と魅力について。

2回目の今回はグルメ・お土産編です!何よりもこれが旅行で一番の楽しみ♪という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

大丈夫です。その期待をブルターニュは裏切りません。いや、期待以上に応えてくれます!

そして次回3回目は人気の観光スポットをまとめてご紹介します。

■もくじ
1.ブルターニュの郷土料理とは?そば粉を使った「ガレット」!
2. 本場のガレットに感動!ハネムーンでぜひ食べてほしい味
3.カフェより多いクレープリーはブルターニュならではの光景
4.ガレットと一緒にいただきたい、ブルターニュ特産のりんごのお酒「シードル」
5.豊富な海産物を手頃なお値段で食べられるのがブルターニュ
6.ブルターニュ内陸部では酪農や養豚、養鶏もさかん!
7.ブルターニュ伝統の料理「キッカ・ファルス(Kig ha Farz)」をお2人で!
8.良質なバターと塩で有名!クイニーアマンもブルターニュ
9.海産物を使った加工品をハネムーンのお土産にいかが?
10.ハネムーンでブルターニュの夏のマルシェを歩いてみよう!
11.マルシェ近くのカフェで食べても、テイクアウトしてホテルでゆっくりもOK!
12.ブルターニュの「アンドゥイユ(andouille)」は絶品として有名!
13.もちろんクレープ&ガレット屋さんもたくさん!特産品も手に入ります
14.アジアンフードチョップやカフェでほっと一息
15.おまけ(1)マルシェで使える簡単フランス語講座
16.おまけ(2)我が家のムールフリットレシピ

ブルターニュの郷土料理とは?そば粉を使った「ガレット」!

そば粉のガレットが有名なブルターニュ
エメンタールチーズ、ハム、卵を使った定番ガレット

まずはブルターニュで一番有名な郷土料理「ガレット(Galette)」のご紹介です。

最近では日本でも専門店が次々にオープンして人気だと聞いてます。

ガレットとはソバ粉で作る塩味のクレープのこと

前回の歴史の中で、ブルターニュ公国最後の女公アンヌ・ド・ブルターニュがいたから、ガレットが誕生したと言っても過言ではない、とご説明させていただきました。

実はこのガレットを作るソバをブルターニュで作るように無税で推奨したのがアンヌだったのです。

中世に十字軍によってもたらされた中国雲南地方が原産のソバ。

そばの花

小麦よりもずっと逞しく、しかも収穫が早いのも特徴です。

15世紀当時、土地が痩せていて強い風が吹き、雨も多いブルターニュでも育てやすいと考えたアンヌが、貧困に喘ぐ農民のために作らせたのがはじまり。

以降、ブルターニュにソバ作りが広がりガレットが誕生。何世紀にも渡り主食となりました。

小麦粉の生地で作る甘いクレープが出来たのはこの後となります。

ちなみに小麦はフランス語で「ブレ((blé)」、ソバは黒という意味の「ノワール(nor)」がついて「ブレ・ノワール(blé noir)」または「サラザン(sarasin)」と言います。

本場のガレットに感動!ハネムーンでぜひ食べてほしい味

本場のガレットはハネムーンにおすすめ

写真はブルターニュのクレープリー(クレープ料理をメインにしたレストラン)で私たちがいただいたガレット

パリでもブルターニュのTGV(高速鉄道列車)が発着する「モンパルナス駅」付近に、クレープリーが集まる通りがあってなかなか美味しいのは知っていました。

でも、この本場のガレットは感動するくらい美味しくて、びっくりだったのです。とにかく生地がパリッパリで香ばしい!

あまりにも美味だったので、生地についてちょっと調べてみたら、地域によってソバ粉の配合が違ってくるのだそう。

そば粉の配合が地域によって異なるブルターニュのガレット

ブルターニュ地方のちょうど真ん中あたりから右の東部では、ソバ粉100%に水と塩を加えるだけのパリパリタイプ。

そして真ん中から左の西部では牛乳と卵、小麦粉も加えるもっちりタイプ。

ただし私たちがガレットを食べたクレープリーは、北西の街だったので、お店によっても配合が違ってくるのでしょう。

カフェより多いクレープリーはブルターニュならではの光景

クレープリーが多いブルターニュの街

ブルターニュではカフェより多いと言われているくらい、街のあちこちにクレープリーがあります。

そして、各店舗のメニューの豊富さにもびっくりします。

一番ポピュラーなのはコンプレット(Complète)と呼ばれるエメンタールチーズ、ハム、卵を使ったもの

ガレットというとこの組み合わせを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。写真の1枚めのガレットですね。

ガレットの具はいろいろあって迷います

王道のコンプレットもよいけれど、魚介やキノコを使ったものもあっさりで美味しかったのでおすすめです。

ガレットと一緒にいただきたい、ブルターニュ特産のりんごのお酒「シードル」

ブルターニュ特産りんご酒「シードル」

そして、ガレットに合わせる飲み物は、やはりブルターニュの特産であるりんごで作ったお酒「シードル」が大定番

甘口「シードル・ドュー(citre doux)」、辛口「シードル・ブリュット(cidre brut)」があってワインよりアルコール度が低めなのでジュース感覚で飲めます。

飲む時はグラスではなく大きめでころんとしたコーヒーカップのような専用の器で。かわいいですよね。

とにかく本場のガレット、かなり目からウロコですよ~。

それから、これはブルターニュのご当地コーラ「ブレイズ・コーラ(Breizh cola)」

ブルターニュのご当地コーラ

中身がないのはカフェでお隣の方が飲んでいたのを、1枚パチリと撮影させていただいたから。

この後スーパーで買ってしっかり味見もしたのですが、味はごく普通のコーラ味でした。

でも見かけがなんかおしゃれ、みたいな?

こちらもぜひ、新婚旅行の思い出の味にいかがでしょうか。

豊富な海産物を手頃なお値段で食べられるのがブルターニュ

海産物の水揚げ量はトップクラス

次も外せません。新鮮な海の幸です!

国内1/3近くの海産物の水揚げ量を誇るというブルターニュ。

新鮮なお魚はもちろん、ブルターニュ産が最高品質と言われるロブスターや牡蠣、ムール貝などがお手頃なお値段でいただけるお店がたくさん

中でも牡蠣養殖は特に盛んで、パリの牡蠣の多くがブルターニュ産とまで言われるくらいなのです。

私もあちこちの海岸で養殖場を見かけました。

モンサンミッシェル湾に面した町カンカルの牡蠣は、日本でもよく知られておりますね。ナポレオンもカンカルの牡蠣が大好物だったそうです。

ムール貝も特産のブルターニュ

ムール貝の専門レストラン「ムールリー(Moulerie)」もブルターニュではよく見かけます。

我が家も海岸沿いの魚屋さんで、品質が良いとされるモンサンミシェル湾のムール貝を買ってきて、フライドポテトと合わせて「ムール・フリット(Moules-frites)」を作りましたが、やはり美味しさが格段に違いました。

今回の記事の最後にレシピをご紹介させていただいておりますので、宜しければ参考になさってくださいね。

他にも北部のサン・ブリユー産のムール貝も質の良さでよく知られています。

フランスではムール貝を出すレストランや売っているお店は、産地名を記載しているところがほとんどなので、選ぶポイントにしても良いですね。

ブルターニュ内陸部では酪農や養豚、養鶏も盛ん!

内陸部は酪農や養豚・養鶏もさかんなブルターニュ

海の幸だけじゃありません。内陸部では養豚、養鶏、酪農も盛んです。

昔は痩せた土地だったブルターニュですが、長年のブルトンたちの努力で今では豊かな大地となり、ほぼ一年中新鮮な草がある牧草地がたくさんあります。

なので見てください!この写真のロースト肉の美味しそうなこと!というか、とても美味しかったです。

今は日本でもブルターニュ産の良質な仔牛や豚肉が、ネットで買えるようになっているようですが、これも是非、現地でお手頃なお値段で召し上がっていただきたいです。

ブルターニュ伝統の料理「キッカ・ファルス(Kig ha Farz)」をお2人で!

キッカ・ファルス(Kig ha Farz)」

特産であるお肉とソバ粉を使った「キッカ・ファルス(Kig ha Farz)」はブルターニュの伝統的な郷土料理の1つ。

発祥はフィニステール県の「レオン(Léon)」地域です。

ポトフに似ているのですが、特徴はソバ粉を練ったものを布の袋にきゅっと詰めて、お肉や野菜のスープと一緒に煮込んだ「ファルス」をポロポロっとほぐして添えること。

お肉は牛肉や塩漬けの豚、ソーセージでお野菜はキャベツ、人参、カブなどが定番。

これもアンヌ・ド・ブルターニュがソバ作りを推奨したことから生まれた料理です。

ブルターニュの未婚の女性たちは、学校で裁縫を習う時にこのソバ粉を詰める袋作りが入っていたのだそう。

写真のものはマルシェで買ってきたキッカ・ファルスです。

塩漬けの豚からいいだしが出ていて、うまみを吸ったファルスの食感がちょっと他にない美味しさ。

レストランでも「キッカ・ファルス」をいただけるところが街中にありますので、他にはないこの美味しさをぜひお試しください。

良質なバターと塩で有名!クイニーアマンもブルターニュ

ゲラントの塩田
ゲランドの塩田

そしてブルターニュと言えば、品質の良い塩やバターがとても有名です。

上質な塩と言えばブルターニュのゲランドの塩田で作られる「ゲランド(Guérande)」を、思い浮かべ方も多いのではないでしょうか。

バターで有名なボルディエ(Bordier)も本店はサン・マロ。

やはり有名なベイユヴェール(Beille vaire)も本店はブルターニュ公国の中心地だったナント。

そんなブルターニュの有塩バターを使った「クイニーアマン(Kouign amann)」は、日本でもよく知られているブルターニュの伝統的お菓子です。

クイニーアマンもブルターニュ伝統の御菓子
ブルターニュのクイニーアマン

1860年代にブルターニュのパン職人イヴ=ルネ・スコルディアによって作られたクイニーアマン

当時ブルターニュで不足していた小麦粉の分量を減らし、そのかわりに豊富なバターをたっぷり使いパンとして試作されたもの。

出来上がりはパンとはまったく違うものになってしまいましたが、サクサクとして美味しかったことからお菓子として定着していきました。

この他にも、「ブルトンのお粥」という名前のミルクと有塩バターとプルーンをたっぷり使ったお菓子「ファー・ブルトン(Far Breton)」

ファーブルトン
ファー・ブルトン(Far Breton)

ケーキとクッキーの間のような食感が楽しい「ガトー・ブルトン(Gâteau Breton) 」なども、最近日本でもポピュラーになってきているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

海産物を使った加工品をハネムーンのお土産にいかが?

海産物加工品がお土産におすすめ

手軽なお土産として人気なのは、ブルターニュの海岸沿いの街で盛んに作られている新鮮な海の幸を使った加工品

特にイワシやサバ、まぐろの缶詰の種類がものすごく豊富で、オリーブオイル風味やレモン風味、マスタード風味、プロヴァンス風味など選ぶのに迷ってしまうくらいです。

お肉で作るのが定番の、パテによく似たリエット(rillettes)もブルターニュでは海の幸を使ったものがたくさん。

海の幸を使ったリエット(rillettes)
海の幸を使ったリエット(rillettes)

魚や海老、ムール貝にシードルを合わせたものなど、こちらも種類が豊富。

我が家もイワシのリエットを買って、アペリティフのおつまみとしていただいたのですが、ワインにぴったりで美味しかったです。

お肉のリエットはパリでいくらでもいただけるし買えるけれど、新鮮な魚介を使ったリエットや缶詰は海の幸が豊富なブルターニュならでは。お値段がお手頃なのも嬉しいです。

珍しいのはブルターニュ産のわかめなどの海藻

日本食の影響で最近フランスでも海藻の人気が高まっていて、ブルターニュで養殖が盛んになってきております。

現在は14種類の海藻が食用として消費されているそう。

ブルターニュ産の海藻

ボルディエやベイユヴェールの海藻入りバターは、日本でも大人気。

これも元々は日本食の影響ということになるのでしょう。ボルディエは日本の柚子を使ったバターも出しているくらいですし。

もちろんそのボルディエやベイユヴェールも、ここブルターニュで新鮮なものが日本よりずっと安く買えます

ハネムーンでブルターニュの夏のマルシェを歩いてみよう!

ブルターニュ夏のマルシェ

それでは今度は活気あるマルシェへとご案内いたしましょう。

ここは南ブルターニュの海岸沿いのマルシェ。

採れたての新鮮な野菜や果物が並んでおりますね。

地元の人と顔なじみで会話が弾むマルシェ

地元の人はそれぞれにお気に入りのお店があってお店の人とも顔馴染み。

ユーモアいっぱいの楽しい会話のやりとりにこちらも思わず微笑んでしまいます。

果物やハム類、オリーブなどはお願いすれば(お願いしなくてもしょっちゅう)味見もさせてくれます。

マルシェ近くのカフェで食べても、テイクアウトしてホテルでゆっくりもOK!

フレッシュな魚介類もたくさん

海のそばですから魚介専門店もたくさん。どのお店も見るからに新鮮な海の幸が並んでいます。

茹でてある貝や海老なら調理しなくてもすぐいただけるので、買ってホテルに持ち帰ったり、またはマルシェそばにあるカフェなどでお好きな飲み物と一緒に食べてもOK。

レストランやビストロのような場所ではなく気軽なマルシェカフェだったら、皆さん買ったものをおつまみに一杯しております。

私のおすすめはツブ貝によく似たエゾバイ貝「ビューロ(bulot)」

歯ごたえがあるプリっとした身に、マヨネーズをちょっとつけていただくと美味しいんです。

ブルターニュの「アンドゥイユ(andouille)」は絶品として有名!

「アンドゥイユ(andouille)」

これは豚肉加工店「シャルキュトリー(charcuterie)」の手作り「アンドゥイユ(andouille)」。

アンドゥイユとは豚の大腸に腸を何層にもぐるぐる巻いたものを詰め、燻製にしたソーセージのこと。

他の地方でも作られておりますが、養豚が盛んで豚を内臓までしっかり消費する習慣があるここ、ブルターニュのアンドゥイユはとても有名。

特にモルビアン県のゲメネ(Guéméné)産のアンドゥイユの美味しさは定評あり!

このアンドゥイユを使ったガレットも絶品だとか。残念ながら私の入ったクレープリーにはなかったのですが、品質のよいアンドゥイユは本当に美味なので次回はぜひ、と狙っております。

ちなみにこのまま薄切りにしてもらったものを、おつまみとしていただくのもおすすめ。

これも買って持ち帰ったり、カフェで飲み物と一緒にいただくこともできますね。

もちろんクレープ&ガレット屋さんもたくさん!特産品も手に入ります

クレープ&ガレット屋さんもたくさん

ブルターニュですのでこんなクレープ&ガレット屋さんもあります。

甘いクレープは特に子供たちに大人気。お店のマダムは大忙しでヌテラやジャムのクレープを作っておりました。

そして、農家手作りのシードル専門店も。

手作りシードルも販売

スーパーや酒屋さんでもたくさんの種類があって手軽に買えますが、こんな直送の新鮮シードルはマルシェならでは

アジアンフードチョップやカフェでほっと一息

アジアンフード専門店もあり

1887年から1954年までベトナムがフランス領インドシナでした。このため、ベトナム系フランス人がとても多いです。

また他の国々と同様に中国系や東南アジア系の方もかなりいるので、どこの街にもマルシェにも、必ずと言っていいほどアジアンレストランやお店があります

そしてその多くで各国の料理が一緒に並んでいるのです。

写真のお店も中華焼きそばもあれば、ベトナムの生春巻きや揚げ春巻きのネム、インドネシアのサテなんかもあって、長い行列が出来ておりました。

行列は人気の証しなので買う時の目安になりますね。

マルシェで買ったものを食べられるカフェ

で、このマルシェにも気軽なカフェがありました。

多くの方々がマルシェで買ったものと一緒に一杯、楽しんでおります。

我が家もオリーブやサラミでしょっちゅうこれやっておりますが、外だとな~んか楽しいし、美味しいのでついついワインと一緒に食べちゃうんです。

ブルターニュの美食の数々、いかがでしたでしょうか。

この他にも紹介しきれていないものがまだまだあるのですが、代表的美味しいものはだいたい押さえられていると思います。

パリ旅行、そしてブルターニュ旅行を考えはじめたハネムーンご予定の皆さま、どうぞ参考になさってくださいね!

次回はブルターニュおすすめの観光編

次回最終回は人気の観光地編となります。そちらもお楽しみに!

モンサンミシェル(フランス北西部)のホテル・レストラン・観光情報>>

 


 

おまけ(1)マルシェで使える簡単フランス語講座

マルシェで買い物をする時の簡単なフランス語もご紹介しておきましょう。

パリはもちろん、フランス中のマルシェで使えますので、ぜひ新婚旅行中に活用なさってください。

<フランス語フレーズ例>
●「Bonjour!(ボンジュール!)」=こんにちは!
※まずは笑顔で元気に挨拶、大事です!

●「Est-que je peux goûter?(エスク・ジュ・プ・グッテ?)」=味見出来ますか?

●「Je prend ça(ジュ・プロン・サ)」=これいただきます。

<お店の人からよく聞かれるフレーズ>
■「Vous en voulez combien?(ヴゾン・ヴレ・コンビヤン?)」=何個欲しいですか?
※コンビヤンだけの時も多いです。

●「J’en voudrais deux s.v.p(ジョン・ヴドレ・ドゥー・シル・ヴ・プレ)」=これが2個欲しいです。

●「J’en voudrais deux cents grammes s.v.p(ジョン・ヴドレ・ドュー・ソン・グラム・シル・ヴ・プレ)」=これを200gください。
※丁寧でよい印象を与えますのでシル・ヴ・プレをなるべくつけてください。

フランス語の数字は以下の通り
1=un(アン)、une(ユヌ)
2=deux(ドゥー)
3=torois(トロワ)
4=quatre(キャトル)
5=cinq(サンク)
6=six(シス)
7=sept(セットゥ)
8=huit(ユイット)
9=neuf(ヌフ)
10=dis(ディッ)
50=cinquante(サンコント)
100=cent(ソン)
200=deux cents(ドゥー・ソン)
300=trois cents(トロワ・ソン)

●「Je voudrais un sachet d’olive s.v.p(ジュ・ヴドレ・アン・サッシェ・ドリーヴ・シル・ヴ・プレ)」=オリーブを1袋ください。

・sachet(サッシェ)=袋
・tranche(トランシュ)=ハムなどの薄切り
・paquet(パッケ)=パック
・bouteille(ブーテイユ)=ボトル

■「Avec ceci(アベック・スシ?)」=他には(欲しいものありますか)?

●「C’est tout(セ・トゥ)」=これで全部です。

●Ça fait combien?(サ・フェ・コンビヤン?)」=全部でおいくらですか?

■「6 euros 50 centime s.v.p(シズーロ・サンコン・サンチーム・シル・ヴ・プレ)」=6ユーロ50サンチームです。

●「Merci!(メルシー)」=ありがとう!

●「Bonne journée! Au revoir!(ボン・ジョルネ!オゥ・ヴォワー!)」=よい1日を!さようなら!

※文字化けの恐れがあるので、アクセント記号や特殊文字は使用していません。正式なフランス語表記と若干違う場合があること予めご了承下さい。

おまけ(2)我が家のムールフリットレシピ

ムールフリットレシピ我が家流

最後に我が家レシピも簡単にご紹介させていただきますね。

でも実は生クリームを使ったノルマンディー風でして。

ブルターニュとノルマンディーというのは、モンサンミッシェルがどっちだ論争をはじめ、特産物のシードルもかぶっていたりと長いことライバル関係なんです。しかもかなり強力な。

なのにここでノルマンディー風とはなんてこった!なんですよね。

でも、こちらとしてはどちらでもいいじゃないか派ですので、2つの境界にあるモンサンミシェル産のムールを使い、ノルマンディー風ムール・フリットを堂々ご紹介。

クリーミィーなムールの身に軽いクリーム味がとてもよく合うんです。

【材料】2~3人分

・ムール貝1.4㎏
・にんにく1片(包丁の背でつぶしたもの)
・エシャロットのみじん切り80g(なければ玉ねぎでもOK)
・トマトのみじん切り100g
・オリーブオイル大さじ4
・辛口白ワイン120ml
・ローリエ2枚(あればタイム1枝)
・こしょう少々
・フライドポテトお好きな分だけ

【作り方】
・ムール貝をよく洗い、水気をしっかり切っておく。
・大きめで深めの鍋に、オリーブオイルとにんにくを入れ、強めの火にかけて炒める。
・香りがたったらエシャロットを入れ、しんなりして甘みが出るまでしっかり炒める。
・ムール貝、ローリエ、タイム、白ワイン、トマトを入れ、蓋をします。
・ムール貝が開いたら、生クリーム、胡椒を入れ、さっと混ぜて出来上がり!

揚げたてのフライドポテトを添えて、ムール貝の空いた殻でムールの身を取り出して召し上がってください。

 

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