フランスハネムーンで人気の行き先モンマルトル

モンマルトルはパリ一高い丘にあります。19世紀後半には多くの芸術家たちが集まった場所としても知られ、ここ、サクレ・クール寺院はシンボル的存在。

そして今でもテアトル広場では、たくさんの画家たちが似顔絵や風景画を描いています。日本のTVや雑誌などで紹介されているので、皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。

新婚旅行の行き先としておススメしたいモンマルトル。今回と次回の2回に渡り、とっておきのフォトジェニックな場所と料理が美味しいカフェ、周辺の見どころをご紹介します。そして、モンマルトルで気をつけたい点も併せてお伝えしますよ♪

ということで、早速ですが、まずはそのフォトジェニックな場所に向かっちゃいましょう!

ハネムーンでフォトジェニックな1枚を残せる「サクレ・クール寺院」

モンマルトル寺院は荷物チェックがあります

荷物チェックがあるため、入口はいつも列が出来ておりますが、わりとすぐに入れます(無料)。

19世紀末に建てられたドーム型が印象的なこの寺院は、ロマネスク・ビザンチン様式。キリストの天井画などさすがに見応えがありますが中は撮影禁止。

そして今回の一番の目的、実はこの寺院の屋上にあるドームです。なので、寺院の左にある小さな階段を降りて、半地下にあるチケット売り場へ向かいましょう。(料金は6ユーロ、チケット購入についてはこちらを参考に!)

モンマルトル寺院地下にあるチケット売り場から階段を上る

半地下から上がっていく階段の通路のはじまりはらせん階段。しかもかなり細くてちょっとミステリアス。

1人だと不安になっちゃいそうです

1人だったらちょっと不安かもですが、他の方もいるので大丈夫。

寺院の屋根の間も通り抜けて上へ

登る途中、屋根の間も通り抜けます。

寺院の上まで急な階段が続きます

時には、こんな急なところもある階段を300段ほど上がることも。

やっと外の明かりが見えてきました。頂上が近い

上方に明るい光が差し込んできます。そして期待しながら上がって行くと、予想を上回る絶景が広がっていました!

パリへ新婚旅行に来たことを実感!エッフェル塔もバッチリの絶景スポット

パリの街もエッフェル塔も見渡せる絶景ポイント

眼下にパリの街が広がります!これがパリなのです!

この日は晴天ではなかったけれどこんな微妙な空色というのもまたパリらしく絵になります。あのエッフェル塔からのパリの眺めも素敵だけど、こうしてエッフェル塔のあるパリを眺められるのもこのドームの素敵なところ。

フォトジェニックなパリの街を背景に、ハネムーンとっておきの1枚を撮影しよう!

ハネムーンとっておきの1枚が撮影できます

ここにたたずめばあなたも私もひとときパリジャン、パリジェンヌ。でも本物さんたちでもこんなパリの街を背景にした素敵なフォトを撮る機会はなかなかないものです。

せっかくのパリですもの。とっておきの1枚を撮りたいですね♪

360度のパノラマが広がるドーム

ドームは360度のパノラマ。なのでどうぞご自分が一番気に入る背景を探してぐるりと歩いてみてください。

あ、でもやっぱりエッフェル塔は入れたいですね!

お好きな背景を探してドームを1周してみては?

ドームへ登る、チケット購入の注意点!

ドームへ登るためにはチケットを購入する必要があります。そこで、注意点をお伝えしておきますね。

チケットは、ドーム入場口そばの直接買えるチケット売り場と、そこまでに行く途中左側にある自動販売機の2か所で購入できます。自動販売機では、カードかユーロ硬貨(予め用意しておく)で購入可能。おススメは、自動販売機です。

と言うのも、直接買えるチケット売り場担当マダム。1人で販売と入場のどちらもやらなくちゃで、かなり忙しく…。次々に来るお客さんに『販売機で買って!』とかな~り強い口調で言っていたのです。

で、クレジットカードを忘れ、6ユーロ分の硬貨もなかった私は、マダムの様子を見い見い、ちょっとビビりながらチケットを買ったのです~。

でも日によって窓口担当の方も変わるとは思いますので、ちょっと覚えておいていただければと。日本から来た方だと、こんな「フランスあるある」にびっくりしちゃうかもですから…。

さて、屋上ドームを降りてサクレ・クール寺院の前に戻りましょう。

要注意!サクレ・クール寺院前広場は、強引ミサンガ売りたちのたまり場

サクレ・クール寺院前広場は要注意!

残念なことにここは、強引ミサンガ売りがうようよしている広場。サクレ・クールに来たことがある人なら、誰もが見かけたことがあるのでは。

手口としては親しげに話しかけてきて、勝手に色つきひもをこちらの腕に巻き、お金を要求するというもの。それから無料のようにペットボトルの水を差し出し、お金を要求する水売りもたくさん。

そんなんで私も普段は通らないようにしているのですが、この日は手口を確認しようと思い、久しぶりに注意しながら下まで行ってみることにしました。さ~、どうなる、どうなる?

強引ミサンガ売りがいるのをチェックしてみた

が、あれ?ミサンガ売り来ないぞ、いないぞ、あれあれ?

エッフェル塔のオブジェなどのお土産売りたちはいるのだけど、ミサンガ売りがまったく見当たらない。ちょっと拍子抜けです。

サクレ・クールのミサンガ売りたちは、観光シーズン中心に出没?!

ミサンガ売りの姿を探してうろうろ

それでもどこかに1人くらいはいるだろうと思い、広場をくまなくぐるりと歩いてみたのですが、本当に見当たらない。

そのかわり目につくのは警備にあたるミリタリーとポリスさんたち。どうやらパリはテロの後、商業施設や各店舗など多くの場所で警備が厳しくなったので、その影響かもと感じました。

しか~し、ちょっと調べてみると、今年2017年夏にミサンガ売りに遭遇したという方のネット情報があったので、観光シーズンにはまた出没するのだろうと。

シーズンの人混みの中では、ミサンガ売りはターゲットを仲間うちで囲んでいくらでも他の人の目を誤魔化せますからね。

サクレ・クール周辺は治安に注意が必要なエリア

でもここはパリ、モンマルトル。その中でも特に注意が必要なサクレ・クール周辺。やはりオフシーズンでも気は抜けません。

広場を降り切ったところには、こんなモンマルトルに似合うメリーゴーランドもありますが、騙されてはいけません。

スリ多発!サクレ・クール寺院から伸びる土産物屋通りと最寄り駅

ステンケルク通りとアンヴェール駅はスリ多発地帯

サクレ・クール寺院のすぐ前、お土産物屋が並ぶ「ステンケルク通り(Rue de Steinkerque)」と、この先にあるサクレ・クールの最寄り駅「アンヴェール(Anvers)」のホームはスリ多発地帯。

私も滅多に通らないし、駅も利用しません。実はこの通りと駅を利用しなくても、サクレ・クールもモンマルトルも楽しめる歩き方コースがあるのです。

次回はこのコースと日本ではたぶん初紹介になるおすすめカフェ、そして周辺の見どころなどをご紹介させていただきます♪お楽しみに!




<Information> サクレ・クール寺院 Basilique du Sacre-coeur de Montmartre
http://www.sacre-coeur-montmartre.com/
住所:35 Rue du Chevalier de la Barre 18区
行き方:メトロ2号腺「アンベール(Anvers)駅」、12号線「アベス(Abbesses)駅」、ケーブル線「フェニクレール ガール オート(Funiculaire Gare Haute)駅」下車
開門時間:毎日6時~22時30分
屋上ドーム:5月~9月は8時30分~20時、10月~4月は9時~17時

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