エッフェル塔が見える公園でハネムーンピクニックはいかが?

パリ新婚旅行と言えば何といっても外せないのがパリのシンボル、エッフェル塔です。

実際に訪れ、目の前にそびえ立つ美しいエッフェル塔を見ると、ああパリに来たんだなぁ、と実感するはず。

今回はそんなエッフェル塔で、あえて観光コースではなく、エッフェル塔のふもと、シャン・ド・マルス公園でのエッフェル塔ピクニックツアーのご紹介です。

お天気に恵まれたならせっかくなので、すぐ近くのグルメ通りとして名高い7区クレール通りでちょっと贅沢なデリカテッセンを買って、2人だけのハネムーンピクニックを楽しみませんか。

ピクニックが大好きなパリっ子に混じって、エッフェル塔を眺めながらゆったりと過ごす時間は、きっととびきりの思い出になりますよ♪

前編ではピクニックにぴったりのデリカテッセンを購入、後編ではパリジェンヌ風ピクニックの楽しみ方をご紹介します。

それではまず、クレール通り周辺でのデリカテッセンお買い物に出発です!お買い物に便利なフランス語講座付き。


美しい逸品が並ぶ老舗メゾン「ルノートル」でパンとお惣菜を購入

老舗メゾン「ルノートル」

クレール通り&エッフェル塔の最寄り駅は8号線の「エコール・ミリテール(Ecole Militaire)」になります。

改札を抜け外に出て見渡すと、上品な紫のファサードが目に飛び込んできます。そこが老舗メゾン「ルノートル(Lenôtre)」。

創業は1947年。長年パリマダムのご用達店で、日本にもパンの店舗があったのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

フランスのルノートルはパンはもちろん、高級レストランのように美しいフランス惣菜も人気。

フレンチスタイルのお惣菜が人気

季節ごとに変わるデザートも揃っていてお惣菜もデザートも選ぶのに迷ってしまうかも。

手の込んだものは少々お高め

ヴェリーヌ(グラスに入ったお惣菜)だと8ユーロ(約1,040円)前後から、デザートは7ユーロ(約910円)前後からです。

手の込んだものが並んでいるのでお値段はお高めですが、ここでのお買い物はかなりの贅沢感。

せっかくのハネムーンピクニックなので、えいっ!っとちょっと奮発してお惣菜やデザート、パンを買ってリッチなパリマダム気分を味わってみましょう♪

パリジェンヌ気分が味わえるクレール通りへ

ルノートルを出て左に少し歩くと、角に黄色が目印のフランスの郵便局「ラ・ポスト(La Poste)」があります。そこを曲がればクレール通り(Rue Cler)。

パリジェンヌ気分が味わえるクレール通り

ここはイメージするパリの街角そのものでいつも賑やかでおしゃれ。

でもどこか庶民的なところも魅力なんです。歩くだけで気分が高揚しますよ~。

本場イタリア食材とお惣菜がいっぱい!「ダヴォリ」でアペロのおつまみを

人気のイタリア食材店「タヴォリ」

クレール通りの真ん中あたりに、超有名イタリア食品店「ダヴォリ(Davoli)」があります。

ここも創業は1913年とルノートルよりさらに古く、家族代々で続く老舗店。

店内には品物がこれでもかというくらい並び、大きな塊の生ハムもつるされていて、陽気なイタリアの雰囲気がいっぱいなんです。

生ハムがずらりと並ぶお店の中

ここもお惣菜の品揃えが充実。温かいものも売られているんですよ。

シャルキュトリー(加工肉類)もずらり

イタリア産のシャルキュトリー(加工肉類)の他にフランス産シャルキュトリーもショーケースにズラリと並んでおります。

カット済みのシャルキュトリーが5ユーロ(約650円)前後です。

またまた迷ってしまいそうですが、ここではイタリアのシャルキュトリーをアペリティフ、通称アペロのおつまみ用にお買い上げ。

本地元っ子からも愛される「フロマージュ&デタィユ S.A.」で、フランスのスペシャルチーズを

地元の人に愛される「フロマージュ&デタィユ S.A.」

実は通りを1本入ったところに、日本のガイドブックなどでもよく紹介されている有名チーズ屋さん「マリーアンカンタン」があります。

でも今回はあえて地元の人に愛されているこの「フロマージュ&デタィユ(Fromages &Detail S.A.)」へ。

フランス全国どこのチーズ屋さんもそうなのですが、まずその種類の豊富さ圧倒されます。

チーズの種類豊富さに圧倒されます

これだけあると、またどれにするか迷ってしまいそうですよね。そんな時は世界三大珍味の1つであるフランスの黒い宝石「トリュフ」入りのスペシャルなチーズがおすすめ。

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そのままクレール通りを進むと交差するのがグルネル(Rue Grenelle)通り。

目印は角にある子供服ブランド「プチ・バトー(Petit Bateau)」。

日本でも人気の子供服ブランド「プチ・バトー」

このまま真っすぐ進むと、やはり人気のサン・ドミニク通り(Rue Saint Dominique)にぶつかりますが、今回はここを左に曲がってすぐのお店へ。

フランス伝統料理パテ・アン・クルートは世界一に輝く「ラストル・サン・アポストロフ」で購入

フランス伝統料理パテ・アン・クルート「ラストル・サン・アポストロフ」

プチ・バトーと同じ並びで数軒隣にあるのが「ラストル・サン・アポストロフ(Lastre sans apostrophe)」。

ここは2012年にパテ・アン・クルートの世界チャンピオンになった「ヨハン・ラストル(Yohan Lastre)」さんが開いたパテの専門店。

実は今回のわたくしの一押しのお店でもあるんです。

パテ・アン・クルートとはお肉やお魚のパテをパイ生地で包んで焼いたフランスの代表的な伝統料理の1つ。

パテ・アン・クルート
パテ・アン・クルート

火入れも含めた工程、そして味はもちろん仕上がりの美しさも重視され、かなりの技術が必要とされているんです。

毎年世界大会も開催され、パリのグランメゾン「トゥール・ダルジャン」で働いていたヨハンさんも優勝。

そして2017年には何と、パリの三ツ星レストラン「ランブロワジー」の肉部門シェフである日本人のヨシトミ・チカラさんが優勝しているんです。

しかも第2位も同じレストランの日本人の料理人さんが受賞。これすごい快挙なんです。

フランス伝統のチャンピオンの逸品を今回のピクニックのメインとしてゲットです。

お値段も1切れ7ユーロ前後(日本円で910円前後)からとお手頃価格ですよ。

ワインはスーパーマルシェで購入がおすすめ

ワインはスーパーで調達がおすすめ

さて、後は飲み物を調達するのみ。

やはりワインがピッタリですね!

でもワインショップではなく、今回はこの近辺に数軒あるスーパーマルシェの1つで買うことにします。

駅を降りてすぐのところにカルフールマーケットがあり、大きくて結構きれいです。

というのも観光客がかなり多いこのあたりでは、残念なのですが観光客向けの売り方をするお店がいくつかあるのです。

なので好きな産地や銘柄などを参考にしてスーパーで自分で選ぶのがおすすめ。

でも今回ご紹介しているお店は安心して買えますので大丈夫です。

通りの向こうにエッフェル塔が見えてきた

ということでグルネル通りをそのまま進めば、ほら、エッフェル塔が見えてまいりました。

パリの中でも超高級住宅街として知られるこのカルティエを見学がてら通り抜け、さあ、シャン・ド・マルス公園へまいりましょう!

ハネムーンピクニックツアー後編はこちら

デリカテッセンでお買い物に使えるフランス語講座

パリでお買い物に使える簡単なフレーズをご紹介します。

<お買い物フレーズ例>
●「Bonjour!(ボンジュール!)」=こんにちは!
まずは笑顔で元気にあいさつ。大事です!!

Jeprend ca(ジェ・プロン・サ) 」=これいただきます。

<お店の人とのやりとり例>
Vous en voulez combien?(ヴゾン・ヴィレ・コンビヤン?)」=何個(枚)欲しいですか?
「コンヴィヤン?」だけの時も多いです

J’en voudrais deux s.v.pジョン・ヴドレ・ドゥー・シル・ヴ・プレ)=これが2個欲しいです。

◇「J’en voudrais deux cents grammes s.v.p(ジョン・ヴドレ・ドュー・ソン・グラム・シル・ヴ・プレ)」=これを200gください。
丁寧でよい印象を与えますのでシル・ヴ・プレ(s.v.p)をなるべくつけてください。

フランス語の数字は以下の通り
1=un(アン)、une(ユヌ)
2=deux(ドゥー)
3=torois(トロワ)
4=quatre(キャトル)
5=cinq(サンク)
6=six(シス)
7=sept(セットゥ)
8=huit(ユイット)
9=neuf(ヌフ)
10=dis(ディッ)
50=cinquante(サンコント)
100=cent(ソン)
200=deux cents(ドゥー・ソン)
300=trois cents(トロワ・ソン)

●「Je voudrais une tranche s.v.p(ジュ・ヴドレ・ユヌ・トランシュ・シル・ヴ・プレ)」=一切れください。

tranche(トランシュ)=ハムやパテなどの一切れ
sachet(サッシェ)=袋
paquet(パッケ)=パック
bouteille(ブーテイユ)=ボトル

※ちなみにワインショップは「Caviste(カーヴィスト)」です。

◆「Avec ceci(アベック・スシ?)」=他には(欲しいものありますか)?

◇「C’est tout(セ・トゥ)」=これで全部です。

◇「Ca fait combien?(サ・フェ・コンビヤン?)」=全部でおいくらですか?

◆「6 euros 50 centime s.v.p(シズーロ・サンコン・サンチーム・シル・ヴ・プレ)」=6ユーロ50サンチームです。

◇「Merci!(メルシー)」=ありがとう!

◇「Bonne journée! Au revoir!(ボン・ジョルネ!オゥ・ヴォワー!)」=よい1日を!さようなら!

※文字化けの恐れがあるので、アクセント記号や特殊文字は使用していません。正式なフランス語表記と若干違う場合があること予めご了承下さい。



▼今回紹介したお店情報

ルノートル(Lenôtre)
住所:36 Avenue de la Motte-Picquet 7区
Tel:01 45 55 71 25
営業時間:月~日曜 9時~21時

ダヴォリ(Davoli)
住所:34, Rue Cler 7区
Tel:01 45 51 23 41
営業時間:火木金土曜8時30分~19時30分、日曜8時30分~13時、月水曜定休

■フロマージュ&デタィユ(Fromages & Detail S.A.)
住所:31,rue Cler 7区
Tel:01 47 05 48 95
営業時間:火~土曜8時30分~20時、日曜8時30分~13時30分、月曜定休

ラストル・サン・アポストロフ(Lastre sans apostrophe)
住所:188 rue de Grenelle 7区
Tel:01 40 60 70 27
営業時間:火曜~金曜10時~14時、16時~19時30分、土曜10時~19時、日・月曜定休




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