夏の間は閉まっていた「リュクサンブール美術館」で、印象派のエクスポが始まりました!

どんより雨が降りそうな土曜の午後は美術館で過ごすのが正解、ということで早速。雨の日のパリは美術館でまったりはいかが?

印象派を育てた、と言われる画商Paul Durand-Ruelのコレクションだったので、印象派でも、彼があまり好まなかったセザンヌなどの作品は1点のみ。

反対にルノワールの作品は沢山あって、世界中から集められていました。

ルノワール「Sleeping Girl with a Cat」1880年作
ルノワール「Sleeping Girl with a Cat」1880年作

私が好きだったのはこちらの絵・・・というか、この少女の膝の上で気持ちよさそうに眠る猫ちゃん!

猫好きにはたまりません!!!!

ルノワールも猫好きだったのか分かりませんが、この絵が気に入っていてなかなか売りたがらなかったそうです。

今は個人の持ち物であるルノワールの絵も特別に展示されていました。ルノワールの絵が自宅のサロンにあるなんて・・・落ち着かないですよね(笑)

ルノワール作「マドモアゼル・ルグランの肖像」
ルノワール「マドモアゼル・ルグランの肖像」1875年作

他にも可愛らしい少女の絵や、有名なこちらの絵も。

ルノワール「ダンズ・イン・ザ・シティ」1883年作
ルノワール「ダンズ・イン・ザ・シティ」1883年作

リュクサンブール美術館のエクスポは、丁度大きさもいいので好きです。ちょっと芸術作品を楽しみたい時、ルーブルやオルセーなどの巨大な美術館は疲れてしまう方におススメ。

そして美しい絵で目を保養した後は、お腹を喜ばせることも忘れずに!日本でも人気のアンジェリーナのカフェ(モンブランで有名ですよね!ヴェルサイユ宮殿内にもあります)が併設されています。日本のものより甘いけれど・・・うーん、やっぱり美味しい!!!

アンジェリーナのカフェが併設

ティータイムの後は、2人で落ち葉のじゅうたんが敷き詰められたリュクサンブール公園をお散歩。冬が確かに近づいているのを感じながら・・・

リュクサンブール公園をぶらぶらお散歩デート

「リュクサンブール美術館鑑賞→アンジェリーナでお茶→公園をお散歩」

新婚旅行のお二人にもおススメのデートコースです!


<Information> リュクサンブール美術館 Musee du Luxembourg
http://museeduluxembourg.fr/
19, rue du Vaugirard 75006
Jardin du Luxembourg (リュクサンブール公園内)
最寄り駅:メトロ12号線「レンヌ(Rennes)」駅、4号線、10号線「オデオン(Odeon)」駅、RER「リュクサンブール(Luxembourg)」駅

リュクサンブール美術館は、パリ6区(サン・ジェルマン・デ・プレ)にあります。ここで行われる特別展は「グラン・パレ」と並んで人気があるので、必ず予約をしていくのをおススメします。

美術館のある公園内にある宮殿は、リュクサンブール侯爵のために設計された邸宅。それを、イタリアからフランス王室に嫁いできた王妃マリー・ド・メディシスのために、故郷のフィレンツェ・ピッティ宮殿に似せて改築したそうです。かのナポレオンが権力をつかんだ歴史的な舞台として有名です。現在は、元元老院議院として使用されています。

リュクサンブール公園にある宮殿

リュクサンブール公園は、ルネサンス様式で作られたもので、彫刻や花壇などが美しく配置され、公園内を散歩するだけでも、さまざまなアートを楽しむことができます。

ついでにパリ6区の観光を楽しむなら、サン・ジェルマン大通りへ。有名なカフェ「レ・ドゥ・マゴ」や「カフェ・ドゥ・フォロール」などもあります。そして、「サン・ジェルマン・デ・プレ教会」は、542年につくられたロマネスク様式として、パリ最古のもののひとつです(現在の建物は10~11世紀に再建されたもの)。

サン・ジェルマン・デ・プレ教会

そして、デートついでに立ち寄りたいのが「ポン・ヌフ」橋。映画「ポンヌフの恋人」の舞台になったところです。セーヌ川にかけられた現存するパリ最古の橋。シテ島の先端にあります。ここはパリジャンにとっても「愛の聖地」。ハネムーンの甘いデートコースとしてはピッタリなスポットですよね。

ちなみにこの橋の、お隣にある「ポンデザール(芸術橋)」では、かつて恋人同士が永遠の愛を誓い、南京錠を欄干の金網に取り付けて鍵をかけ、その鍵を川に投げ込む「愛の南京錠」が大流行。

愛の南京錠が重すぎて橋が閉鎖される事態に

しかし、南京錠の重みでフェンスが崩壊する事故が起きて、現在はつけられなくなっています(橋は封鎖中ですのでご注意を)。

パリ新婚旅行特集はこちら